私にとって通算3回目のLINDBERGの東京公演は、今回も武道館。座席数が 前回(今年2月)に比べると少なくなっていて、一階、二階とも東、西スタンドには 黒い幕がかかっていました。メンバーがステージの張りだし部分に行った時、間近 に観客がいないってなんか寂しくない?
私の席はアリーナFブロック38番で、これは結構前の席だな、ムフフ、これで マキちゃんにまた一歩近づいたな、って思っていたんですが、WOW WOWのカメラ が入っていたせいで 、なんか前回(Eブロック52番)とあまり変わらないような気が しました。しかもこのカメラ類、歌の最中もヘーキで前を横切る。うー、邪魔だ あぁあ。
ステージ構成はというと、スターライトは確認出来ただけで16基、スピーカーは 両サイドと吊り下げ式のもの2つ。バンドセットはいたってシンプルで、LINDBERG の4人の他はサポートのキーボード1人だけ。背景は、遊園地の観覧車とジェット コースターがライトでかたどられ、中央部分にビッグサンダーマウンテンのような 岩山がありました(頂上から旗が上がる)。
さて、この日のマキちゃんは喉の調子が悪いのか、高音が出ない部分がとても
多く、時折苦しそうな表情を見せたりして、見ている方もハラハラするものがありま
した。特に、中盤での恒例ヒット曲メドレーの際などは、マイクを客席に向ける回数
が妙に多かったような気がします。
曲構成としては、最新アルバム「LINDBERG IX」を中心に、お馴染みのシングル
曲もまんべんなく演奏されたのですが、メドレーから後半にかけての選曲は、めちゃ
くちゃに盛り上がるというには今一歩で、また全体的に曲数も少なかったため、時間
的に短かったという印象を受けました(実際、アンコールを入れて2時間弱で
終わった)。
しかし、リンドバーグらしい、面白い面もたくさん見せてくれました。「Green eyed Monster」では、プロモビデオに出てくるような、シルバーに緑の目、ギザ ギザの歯を持つ巨大なビニール人形を膨らませたり、MCではマキちゃんの鳥羽弁も 絶好調だし、ギターの平川たっちゃん、ベースの川添トモちゃんとからみながらの ステージングは相変わらず楽しそうだし、チェリーはキーボードを披露してくれた り、「もっと愛し合いましょ」では、前回同様、犬やうさぎなどのぬいぐるみが 総登場と、見所はたくさんありました。
そして今回ウケたのはなんといっても「渚の新郎BAD」。この曲は、初めて
チェリーがボーカルをとった曲で、新婚夫婦をモチーフにした曲なのですが、これが
CDを聞いてても超爆笑。チェリーの思ったより低い声が、さらに笑いを誘います。
ステージでどうなるのかを結構楽しみにしていたのですが、これはこちらの期待以上
のものを見せてくれました(^o^)。
どういう風だったかというと…
ヤシの木の置物が置かれる中、チェリーがアロハ、マキちゃんがムームーを着て
登場。マキちゃんは頭に長い髪のヅラ。振り付けもあるこの曲を、最初は面白おかし
く歌っていたのですが、その振り付けが少々激しかった(笑)せいか、はたまた
ステージの端から端まで走ったせいか、途中でヅラが取れちゃって、しかし直そう
にも振りをやらなきゃいけないので直らないという、まるでコントを見ている
かのような演出(笑)で、観客を爆笑させてくれました。いや〜ホント笑った〜。
良い悪い、色々感じたライブでしたが、彼等の人柄の良さを感じさせてくれる
ライブである事に間違いはなく、「また見に来よう!」と思う気持ちに変わりは
ないライブでした。
WOW WOW放送はいつかな〜。