佐野元春
 1996.12.16(Mon.),17(Tue) 日本武道館
 International Hobo King Featuring 佐野元春
  FRUITS PUNCH

まずはセットリストから。
5曲目がわからないので、誰か教えて下さい(^^;;)。

(オ)=オーケストラアレンジ
(ホ)=スカパラホーンズアレンジ

 1. International Hobo King
 2. ソーヤング
 3. ハッピーマン
 4. 君を探している (ホ)
 5. ?
 6. FREEDOM  **生ダラバイクチーム「生殺」のテーマ曲
 7. サンチャイルドは僕の友達
 8. 君を連れてゆく (オ)
 9. 空よりも高く (オ)
 10. 99ブルース
 11. コンプリケーション・シェイクダウン
 12. ワイルド・オン・ザ・ストリート
 13. 彼女はデリケート
 14. 約束の橋 (ホ)
((Interval))
 15.International Hobo King
 16. 楽しい時-Fun Time
 17. 僕にできることは
 18. 天国に続く芝生の上
 19. 経験の唄 (オ)
 20. すべてはうまくいかなくても (オ)
 21. ヤァ!ソウルボーイ (ホ)
 22. 十代の潜水生活 (ホ)
 23. 太陽だけが見えている (ホ)
 24. 霧の中のダライラマ (ホ)
 25. そこにいてくれてありがとう (ホ)
 26. Do What You Like (オ)(ホ)
 27. サムデイ (オ)(ホ)
 28. クリスマス・タイム・イン・ブルー (オ)(ホ)
 29. 悲しきレイディオ (ホ)


 私が元春を好きな理由の一つには、「ファンに優しい」っていうのがあるんですね。 具体的にはどういう事かというと、ものすごくアットホームな雰囲気なライブ、って いうのもあるんだけど、「入場の際にくれるもの」もそのうちの一つなんです。
 前に市川に見に行った時には、「フルーツ」の小冊子をもらいました。そこには 今回のライブの事や、ディスコグラフィーや、グッズの紹介なんかが載っていて。 んで、今回は何をくれたかというと、まず、パンフレット。お金を出して買うような もの程豪華ではないけれど、メンバーのプロフィールや、演奏予定曲一覧(!)なんかが 載っている。そしてその「予定曲目」の下には、元春直筆のメッセージ。「いつも 僕らの音楽を応援してくれてありがとう。メリークリスマス! 佐野元春」。 それから、アンケート。勿論、「FRUITS」と書かれた専用鉛筆付き。 そして、ツアータイトルをデザインした、円形のステッカー(私は2日見たから2牧 持ってるよ、えへへ)。
ライブが始まる前に、こんなものくれる人が他にいます?
「演奏予定曲目一覧」だもの、なんてったって。こりゃすごいですよ。
なんていうか、「親切」とかいう一言で片付けるにはもったいないようなこの 配慮っていうんですか、この精神にはぶったまげてしまいますね、ワタシは。ええ。
(物をくれるだけじゃなくて、ビデオ映像なんかも流してくれるんですよ、この人は。)

 そんな中で始まったこの「フルーツパンチ」は、それまでのレギュラーツアーとは メニューも一新されていました。歌う曲目も違っていたし、オーケストラ入っちゃうし、 なんてったって、スカパラホーンズの皆様方の参加!いよっ、待ってましたぁー、ヒュー ヒュー、ドンドン、パフパフ〜!!この人たちがいれば鬼に金棒、いやそれどころか、 これで盛り上がらなくて一体どこで盛り上がればよいのだ?!と言わんばかりの大騒ぎ ですよ。いやこれが。

 実際、オーケストラアレンジやホーンアレンジは至る所で見られ、ただでさえ ゴージャスな面子のInternational Hobo King Bandがまさに無敵状態となり、その 三身一体となった演奏を目の前にして、私は本当に心地よい音楽の中にどっぷりと 浸かる事が出来たのでした。
 加えて元春の、いつ見ても変わらない優しい笑顔があれば、これはもう何も言う事は ない、最上級の至福の時を迎えられるってもんです。

 このライブの感想を書くのが遅れた理由は、「幸せ過ぎて、書く事が何もない」 からに違いなかったのです。


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