まずは、今回の私の席から。
今回の私の席は、15日がアリーナF5列 62番、16日がアリーナE6列3番でした。
これはどこかというと、15日のF5列が、ステージ向かって右側のアリーナ席の
前から5列目、端から3番目。この、「端」というのが、ステージ側から数えて
3番目、でした。桜井君が舞台ソデに来た時、彼までの距離は約5m!!はっきり
言って、センター席1列目よりも前に出てました。無理やり言うのなら、
センター席 -3列目ってところでしょうか。
16日のE6列目は、15日の席のちょうど反対側。つまりステージ向かって左の
アリーナ席。一つ列が下がって番号が若かったせいもあって、15日よりは後ろ
だったんですが、桜井君までの距離は約15m ってとこで。
桜井君というのは私にとって、『100%理想通りの顔を持つ男』なのですが、 彼がソデに来て歌ったり、客を煽ったり、ギターと絡んだりするのを見ても 両手を挙げてウッキャー!と猿状態になる事はなく、『カッコいー』と思い つつ ボーゼンとしてしまいます。リズムを取る事も拍手する事も忘れ、口を パカーっと開けたまま硬直。いやー実際カッコよかったのだけれども。ふふふ。
さて、オープニングですが、何度見てもあのCGは素晴らしいです。赤いシーラ カンスも超リアルだし、一転して少年が Mac のキーボードを叩いて彼らの データを引き出す所なんか、ニクい演出です。思わずニヤリとしてしまいますね。 客を十分に引き付ける事が出来、オープニングとしては秀逸だと思います。 完成度チョー高し。
さて、演奏曲目は去年の代々木公演とほぼ同じ ですので割愛します。今までの公演と違う所や印象に残った所などを。
「車の中でかくれてキスをしよう」
前半はしっとりと、アコギの音だけをバックに切なさ100%で歌い上げる桜井君。
後半に入り、鈴木"Jen"英哉の力強いドラムが加わります。このドラムの音が
太くて、ラヴ・ソングであるこの歌を大陸的要素のある歌に変えています。
そのまましっとりと聞かせるもアリ、だと思うのですが、こういうアレンジも
意表をついていていいかもしれません。
「Everything(It's you)」
最後のアンコールは、両日ともにこの歌(今までは、「シーソーゲーム」か
「es」でした)。最初に聞いた時は、今までのミスチルのシングルに比べると
インパクトが弱くて 大した歌じゃないかな、って思ってました。
が、慣れてしまうと不思議なもので、やっぱりこれも純粋な桜井節、という
感じがします。ただ、歌詞については、私には理解出来ない部分があったり
するので、その分素直に聞けません。まぁ しょうがない。
「Over」
何回聞いてもダメです、このアレンジ。納得いかない。
多分ね、ファンの間でも評価は高いと思うんですよ、この曲。
普通に歌っても、何の違和感もなく感動しながら聞けると思うんですけどね、
やっぱり「曲のアレンジ」を積極的に行うミスチルとしては、この曲も例外
ではなかったという事なのでしょうか。でももったいないよ。
私の前で「なんで、こんないい曲が、こんなになっちゃうワケ?」と言っていた
男性を発見。私もそう思いますですよ。
「MC」
15日のMCで。
「皆さんが何に関心があるか、痛いくらいによくわかるんです。」と言った後、
ノラリクラリと避けるように、それでいて強引に音楽の話へ持っていく(笑)。
「音楽というものは…不思議なもので、歌を歌っている時なんかは 嫌な事を
忘れられるんですよね。…今はそんな嫌な事は忘れていたいというか、…」
うーむ。まぁ喋りたくないのならそれも良いでしょうが。歯切れ悪し。
16日は、15日のMCでもあった事だけど、歌詞の話。
「Mr.Children の歌詞には、2つのパターンがあるんです。一つは、僕が
『こうなればいいなぁ』とか『こうしたいなぁ』とか思う事を書いてるもの。
もう一つは、こう(ジェスチャー付き)、手が勝手にスラスラ…と書いていって
るもの。無意識のうちに手が書いてるんですよね。…で、自分の希望を書いている
のは、Mr.Children の中でも、初期の頃の歌に多いんです。逆に、無意識のうちに
書いている方は最近の歌に多いんです。」
そうですか。なるほど。
まぁ、無意識のうちにダーっと書いてるというのは、自分の心の底にある気持ちの
表れじゃないか、っていう気がしますよね。
「花 - Memento-Mori -」
特に15日、良かったのがこの曲。曲というか、ベースが最高。
2コーラス目が終わってからの間奏で、ベースがうなる部分があるんですが、
曲の持つ雰囲気、臨場感、ボーカル、全てにマッチしているベース。ドゥーン、
ていうベースの音が、CDでは1回なのに対してライブでは5回。しかも連続で
ウネりまくり。か〜〜、鳥肌立つくらいカッコよかったっす!
エンディング
去年書かなかった、エンディングの部分。
最後の曲「Tomorrow Never Knows」が終りにさしかかると、スクリーンの中の
少年が再び登場。少年がゆっくりと Macintosh に近づくと、画面では"SEND"
のボタンが点滅しています。マウスにゆっくりと手を伸ばす少年、「Tomorrow
Never Knows」のイントロが繰り返し流れ、場内からは「イヤ〜!」の声が
飛ぶ中、少年はボタンを押します…。
スクリーンが消えると共に場内も真っ暗に。そして一瞬の静寂ののち、バンドの
音で大団円。感動的ぃ!
#その後すぐに電気がついて、桜井君が嬉しそうに「どうもありがとう〜!」
と言ったんだけど、「余韻を味あわせてくれ〜」と思ったのは果たして私だけ
だろうか?
大体、こんな感じでしたか。
これで一応、このツアーも一区切りついたようです。桜井君も16日、「今日で
ツアーも終りなんですよ」と言ってましたので、東京ドームでは また違った
ものを見せてくれるんじゃないかと期待しています。