JUDY AND MARY
 1997.5.27(Tue.) 国立代々木競技場第一
 CONCERT TOUR
 THE POWER SAUCE DELIVERY '97 FINAL


曲順を。一部わからない所アリ(だれか教えてけれ)

  BIRTHDAY SONG
  くじら12号
  (MC)
  ?
  ラブリーベイベー
  ?
  (MC)
  KISSの温度
  キケンな2人
  クラシック
  風に吹かれて
  (MC)
  Pinky loves him
  Happy?
  そばかす
  (MC)
  The Graet Escape
  Hello!Orange Sunshine
  どうしよう
  OVER DRIVE
  --encore
  Cheese"PIZZA"


一回は見とかなきゃ、と思っていたJAM。今までずっとチケットが取れなくて 泣いていたのですが、今回は運よく、チケットをfjで譲ってもらう事が出来ました。 譲ってくれた方に感謝なのねん。

その日東京は夕方から雨がどしゃ降りでして、代々木に着いてみたら駅は 傘を持たない人であふれ、KIOSKの傘が売り切れてしまうくらいの大騒ぎになって いました。私も当然のように傘など持っておらず、非常に困りました。なんとか 駅向かいのテントの中の店にてビニール傘を買ったのですが、信号一つ渡る間に すでにズブ濡れになっており、傘があっても役になんかたちゃしないという、 最悪の状態で。

やっとの思いで競技場まで行き、席に着いたのですが体は濡れて気持ち悪いわ 会場内は湿度100%でムンムンしてるわで、気分はすっかりヨ(-_-)

会場を見渡してみると、いつもチラホラと見えるネクタイ姿の人が、…いない(^^;)
やっぱし中高生が中心みたいで、OLの姿も見当たらない(^^;;)
やっべ〜、ワタシかなりの年長さんだわ、いや、最近私が見るライブって 若い子が多いから、私はどうしても年長さんの部類に入るのだけれど、今日は いつにもまして大変な事になってるわ…みたいな。

ステージの作りはというと、まぁ一言で言うと、ディズニーランドのシンデレラ城 の内部を再現したような感じ。あれを、ちょっと未来化した、っていうのが一番 合ってるかな。岩肌、階段、途中で切られたチューブ、その中から覗く赤や緑の メカニカルな光。これといった大仕掛けはないみたい(ステージまで遠かったんで 見えてなかっただけだったりして)。

さてライブの方は、曲順をみておわかりのように、"THE POWER SAUCE"の曲を 中心に進められました。私の知らない曲が2曲しかなかったという事は (本当か?)、相当メジャーな曲ばかりを演奏したと言う事でしょう。久しぶりに OVER DRIVEも聞けたし、名曲と言われるCheese"PIZZA"も聞けたし。

私が思うJAMの魅力というのは、「いかにもバンド」という点なのです。 YUKIちゃんの透きとおったボーカル、いかにも悪ガキTAKUYAのギター、 テクニックを感じます恩田快人のベース、そしてシンバル連打の五十嵐公太の ドラムス。一つ一つをとってもかなり完成度の高いものだと思える。 しかも「すごい」と思ったのは、ステージを彼等4人で行っている、という所。

ある人に言われた事があるのです、「バンドのくせにサポートが必要な奴ら なんか、バンドじゃない」と。全てを否定はしないけれど、それも当たっている とは思うのですよね。

んで、JAM。メンバー紹介の時には、4人しかいなかった。 " THE POWER SAUCE"を聞いたけど、4人の音以外には、何も聞こえて こなかった。うるさいくらいにギターが聞こえ、ベースがうなり、ドラムスが鳴る。 これはもしかして、久々に見た(というか前が誰なのか記憶がないが) 形ではなかろうか。ある人が言った、真のバンドではなかろうか。
そんな事を考えながらライブを見てました。

実際、この広い代々木第一で、彼等は十分パワフルなライブを見せてくれたと 思います。YUKIちゃんはカワイイし、声に伸びはあるし、何しろ楽器に負けてない ボーカルがヨイ。恩ちゃんのベースはブンブンいってるし、なんといっても私が 大好きなのは五十嵐公太のドラムだ!バスの効いたドラムはまさに私の好み(^^)。 しかもシンバルの連打がすごい。耳に思いっきりジャンジャン響くシンバルが、 私は大好きです(かなりうるさいんだけどね、それがまたいいんだ!)。
少し残念だったと思うのは、TAKUYAのギターが今イチよく聞こえなかった事 かな。TAKUYA自体はステージを動き回っていたのですが、音はよく聞こえて こなかった気がするんですよね。ちょっと残念。うん。

アンコールも終わり、メンバーが整列した後、会場がしんとなるのを待って YUKIちゃんは言いました、「5月27日代々木競技場、どうもありがとう ございました!」←マイクなしですよ
なんと感動的じゃないですか、なんと爽やかじゃないですか。
深々と礼をしている彼等に向かい、私はいつまでも拍手を贈りましたね。 そして拍手と歓声の中、メンバーは舞台裏へ帰っていきました。拍手をやめて ふと気付くと、あれだけびしょびしょだった私のシャツはすっかり乾いて いました。

そして会場の外に出てみると、雨はとっくにやんでいました。

♪雨はすっかり あがって あの道を
乾かしてく 光りだけが 静かに揺れる

私は「クラシック」を歌いながら帰りました。
また行こうっと。


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