席は1階南西で、南との境目の角っこでした。一番上の段だったので、入り口も 近く。なかなかいい席だったんですが、ここ、一つだけ欠点があるのです。そりは 何かというと、頭のすぐ上に、2階の床があるわけ。つまり天井がすっごい低いの。 だから、座っても立っても、ステージ全体が見渡せないのですね。いや、全体は 見えるけど、上の方がどうなってるかわからないという。 毎回ライトの構成を見ている私にとっては、チョト辛い席でした。…まぁいいか。
んでね、私TUBEは初めてだったのです。はっきり言って、アルバムとか聞いた 事ないんで、曲わかりません。シングルしか。それ以前に、どーゆーお客さんが いて、どーゆー雰囲気なのかというのもわかってなかった。まーだから様子 見っていう気持ちもあったんですけど。(と先に言い訳しておく)
お客さんはというと、一言で言うなら「なんでもあり」。子供、高校生、大学生、
社会人、OL、おじさん、…。曲のイメージからして爽やかなもんで、結構大人に
モテるグループだろうな、とか思ってたワケです。
そしたら、だ!事もあろうに、ハッピですよ、ハッピ!しかも背中には、
「前田宣輝」だとか「春畑道哉」とか書いてある。そういう子が、会場の至る所に
いるの。うわー、なんじゃこりゃって感じ。美里を見にいくと、ハッピを着た
集団がいますけど、それ以外でこういうのを見たのは初めてっす!
すごいっす!…しかもその集団、なんかしらんけど一致団結して"TUBE!"パパパン、
"TUBE!"パパパン、っていうのを延々とやってるんですよ。おいおいおいおい、
開演前っすよ、まだ…。このパワーは、なんぞや。すっかり圧倒されてる私。
友達に、「ねぇ、いつもこうなの?」と聞いたら、「うん、だいたいね」って、
あ、そうですか…。
さっきも書きましたけど、ワタシ、彼等の曲を知りません。だから、何をやった
のかも全然わかりません。ただ、ライヴを見てて思った事は、前田は歌がうまい
という事と、春畑のギターはすごい、という事。
ぢつは私、密かに春畑道哉という人のファンでして、何が好きかというと、
ギターテクニックなんす。彼のあの細い体から発せられるギターサウンドという
ものに、結構シビれてたりするのです。なんたって私、今から数年前、
Jリーグの開幕試合を見に行った時、彼が演奏した「Jリーグのテーマ曲」に感動
して、CD買っちゃったくらいだもん(^^;;)。
彼のすごいと思う所は、演奏そのものもそうなんだけど、もう一つ、ツボを わかってる、という所。どのコードをどう組み合わせて使えば盛り上がるかって いう事をちゃんとわかってると思うのね。いや、私は音楽の事は詳しくはないけど、 彼が作る曲を聞いてると、流れを大事にしてる曲が多いな、と思うの。 そして間奏ではギターのソロが入って、自分が目立つ事も忘れない。目立つと いうか、そこにギターのソロを入れると、そこからまた一層盛り上がるという、 そういう事をわかってる人だと思うわけです。春畑はスゴイ。
一方前田はというと、なんでも風邪を引いていて熱があったらしく、にんにく 注射(!)を打ってのステージだったそうです。それでも前半は、声の調子が悪い事 など感じさせない程だったのですが、そうだとわかったのは前田一人のソロの コーナーの時。バラードを歌ったのですが、声が割れていて、出なくて、聞いて いてかわいそうに思うくらいでした。うーん。
すごく盛り上がったし、いいライブだったんですけど、一つだけ…。
ステージをよーく見ていたら、脇の方に誰かいるんですよ。伊藤ナントカ、と
いう人(男)だったんですが、その人、前田の脇でマイク持ってるんですよ。
へ? っていう感じで見てたら、その人、たまに前田と一緒に歌っているの。
でも、はっきり言って声量ないし、ハモってるわけでもないの。なんのために
いるのか、私には全然わからなかった。いくら彼が笑いを取るパフォーマンスを
してても、その必要性を感じなかったし、彼が動く事で私の視線がそっちへ行って
しまう事が、とても無駄な事に思えたんです。そんなの見ないで前田を見てた方が
感動するし、楽しくなるし。
彼は一体、何のためにいるのだ!?TVにTUBEが出た時なんか、彼を見た事は ないぞ?何もしないで自分の好きな時に歌って、でもきちんとした動き(ダンス とか)もしなくて、…そんなのでいいなら、私にだって出来やしないかい? いや、やってやるから私を出せ!
TUBEのファンの方は、彼をどういう風に捉えているのでしょうか? 御意見求む。
p.s.
ちょっとした関係で、終演後、バックステージに行きました。「武道館初日、
お疲れさまでしたー!かんぱーい!」をやってきたわけですが、そこで間近で
見た前田氏、…もちょっと痩せた方がいいんじゃないですか…?(^^;)
春畑氏、対照的に、痩せてますねー。お肌はお大事に。
角野氏、とてもイイ男ですね(^^)。
松本氏、フツーの人ですね、アナタ(笑)。人なつっこっそうな感じがグー。