今まではやっぱり、というかなんというか、スタジオユニットであったわけ ですが、今回の来日に際しては、ドラムとギターは昔からのメンバーだった みたいだけど、それ以外の、ベース、ボーカルは新しく連れてきたんだそう で。時代が変わると共に、歌う人も変わるわけですね。でも、私は、 やっぱりCDと同じ、オリジナルのボーカルで"DAYS ARE NUMBERS"が 聞きたかったりしたんですけどね。
というわけで連れてきたボーカルは、ニール・ロックウッド(from ELO-Part2) と、ピーター・ベケット(from Little Liver Band)のふたり。ピーターの方は、 私はどんな人かは知らないんです。ニールの方は、ELO Part2という事なん ですけど…私、ELOは大好きなんですが、ELO Part2は最低だと思ってるんで、 …フクザツな気持ちでした。
ライヴは、ほぼ一曲ごとにニールとピーターが交互に歌うという形式でした。
アランパーソンズはというと、ステージ中央の少し高い位置にいて、ギターを
弾いたりキーボードを弾いたりと、曲によって楽器を変えて演奏していました。
メンバー紹介があったんですが、そのボーカルのどちらがどっちなんだか
よくわからなかったんですが(おいおい)、ふたりの声質は全然違っていて、
"Eye In The Sky"や"PRIME TIME"なんかの、さわやか系と、"LIMELIGHT"
なんかの、熱唱系と、きれいに分かれていました。アンコールで歌った
"Don't Answer Me"は二人が交互に歌ったのですが、一小節ずつ聞き比べ
られると、その違いは顕著にわかりました。
でもねー…、やっぱり、オリジナルで聞きたかったよねー…。
密かに、私が一番好きなのは"Don't Answer Me"ではなくて"DAYS ARE NUMBERS"なんですけど、キーボードのアレンジではなくてギターのアレンジ だったのね。でも、それがイマサンくらいだったので、なんか、ちょっと不満 でした。
シカーモー、演奏が、ギターとドラムが昔からの仲間という事で、しっかりしていてかつ
騒がしくない、落ち着いたもので非常に聞きやすかっただけに、ボーカルの
響き方がよくないのが目立ったというか、浮いてたというか、あまり印象が
よくありませんでした。
まぁ、売れセンな曲はほとんどやってくれたし(でも"Let's Talk About Me"
はやらなかった)、歌を生で聞けたという事自体は、よかったですけれど。