globeの4大ドームツアー。いきなり4大ドームなんて、今まさに「旬」な
グループだから出来る事。でもKEIKOやMARCは、こんな大きな入れ物の中で
歌った事なんてないだろうし、果たして上がったりする事なく無事に努め
られるのだろうか?と思いつつ。
私の席は11日がアリーナC9ブロック、12日が1Fスタンドの、ライトスタンド
に近い所、前から2列目。金網が邪魔(笑)。13日がアリーナA4ブロックと
いうものでした。11日と13日はインターネット予約で取ったのですが、私の
周りの人に聞いてみると、インターネットで予約した人はほとんどアリーナを
Get 出来ていたんですよ。ううむ、恐るべしインターネット予約。
11日、ドームの中に入り私がした事といえば、まず舞台セットを近くで見る事。 それからPAを見る事。幸いに、11日は音響に詳しい盟友と一緒だったので、 色々な所を見ながら、解説もしてもらいました。Thanks to Mr.M。
という事で、ステージの一番前まで行き、まずは全体像から。
一番外側の左右に巨大モニターが用意されているのはドームではもはや必須。
巨大モニターの内側には、上から下まで白い布がかかっています(ここにも
映像が映る)。その内側が実際のバンドの立ち位置になるのですが、まず、
中央に階段があり、上の段にドラム、パーカッション、ギター、ベース。
下の段のステージ向かって右から、MARC、KEIKO、TKの順。中央奥には何やら
エレベーターも見えます。他にも何かよくわからないけれど何かある(笑)、
とにかく大がかりである事は確からしい。
3人の立ち位置の所には、吊り下げ式の円型スターライト(一人につきスター
ライト10基)が下を向いて降りています。そしてどうやら、TKのブース自体も
円形になっているようです。キーボード群が整然と(*^^*)。
TKとMARCの立ち位置の後ろにもモニターが用意してあります。中央奥に
あるものと合わせると、大きなモニターの数は全部で5つ。但し、モニターは
この、でっかいやつだけじゃあ、ないんだな…ふふふ。
ステージはシルバーのスチールで組んであるのですが、何故か一番上の スチールがクレーンで支えられています。ん?何故普通に組むだけではなく、 上から吊す?
その他、ステージ上部、等間隔に並べられた赤色灯、電気スタンドのような
透明の傘になっている青い照明、巨大モニターの外側にある上下に動く円形
スターライト(小さいもの8基)などがありました。
#13日はカメラが入っていたので、多分ビデオが出るでしょう(^_^)
そうそうスターライトの数ですが、ざっと数えた所、確認出来ただけで82基 でした。実際はまだ多かったのだろうけど。
次にPAを見に行きました。
机の上にはSONYのマルチスキャンモニターの数が異様に多く、タワー型
Macintoshが数台、ThinkPadのようなノート型も見えました。一番驚いた
のは床に転がっている(笑)、青緑色のモノ。机に目をやると、淡い
ブルーのモニター。…そう、それは間違いなく、シリコン・グラフィックス!
しかも床に転がっているデッカイやつはONYX!すっげー、CGに使うん
だろうなぁ〜!すごく期待してしまうワタシ(^o^)。
時間的には18:15過ぎくらいからでしょうか、モニターにはNTTのCMのメイキ
ング、「小室先生マルチメディアを語る」というようなフィルムが映し
出され始めました。最近までTVで流れていた、一連のNTTのCMについての
フィルムです。
これを見ながら、ワクワク度が高まる私。ステージ上で動いて歌う小室
先生を見るのは、TMN終了の東京ドーム以来、3年ぶり。TMNが終了してから、
EOS DAY や去年のTRFの公演の時にちらっと見た事はあるけれど、本格的
なのはやっぱりあのドーム以来。
私の緊張もじょじょに高まるそんな中、開演予定の18:30を少々オーバー した所で、客電が落ちました。パラパラと立ち始める客。
Opening MOVIE
ステージ脇、中央からは勢いよくスモークがたかれ始めます。
7つのモニターのうち、両側の2つと中央、3つのモニターに映像が映ります。
どこかの建物の映像のようです。ゆっくりと歩いてくる人がいます。
…言うまでもなく、それはTK。ゆっくり歩いてきた彼は、建物の制御パネル
の前に来て立ち止まります。…そのパネルに触れ、次々にスイッチを入れて
いくTK。スイッチがONになった部分に、次々と灯が入ります。"LIGHT CONTROL"、
"SOUND CONTROL"、"MONITOR CONTROL"。それぞれがONになっていくと、
ステージ上にあるライトがついていき、音が出、モニターには砂の嵐が(モニター
は全部で20個くらいか?)。赤色灯がグルグルと回りだし、何かの基地が動き
出すかのような、それでいてどこか厳かな雰囲気が東京ドームを包みます。
そしてよく聞くと、何か音が聞こえます。…なんだ?…なんだ?この音は?
でもどこかで聞いたことのある。……そう、それは、「FACES PLACES」の
イントロだったのです。…そうか…。もう、始まってるんだ。
(東京ドームの音響でなければ、もっとはっきり聞こえていたのかなぁ?)
機械的にスイッチ類をONしたTKは、廊下を歩き、エレベーターに乗ります。
エレベーターが動き、あるフロアで止まり、ドアが開く。TKはコツコツと
靴音を立てながら歩いてきます。…う、私の緊張も最高潮。
暗転。一瞬の静寂。
そしてその後の一曲目。
FACES PLACES
すごく意外。アルバムの表題曲を持ってきました。
最初はバラード、そして後半はシンプルなロックに変わるこの歌、私は
これを初めて聞いた時、何か心臓が痛くなる程の衝撃を受け、体が硬直
したものです。1970,1981,1984,1994,1997。これらの年は何を意味するか。
彼の生い立ちを考え、TMの事を考え、そして私自身の生きてきた道を。過去を
思い出す中での、現在の彼等の姿。私自身の姿。なんなんだ。すごく
戸惑いを感じる…。
個人的には、TKの作った曲の中でも、間違いなく五本の指に入る曲だと思う。
KEIKOはステージ中央にある階段の上から登場。それは見えたのですが、
MARCとTKがどこから現われたのか、実は見てないんです。何故って、
映像が切れた瞬間私の頭はパニック状態に陥り、なーにも見えなくなって
いたのです…恥ずかしながら…(なさけなー)。
気がついたら、KEIKOは中央で歌っており、MARCは上手に、TKは下手に。
TKギター持ってる。おお。
多分、歌いだしと同時に、吊り下げられていたスターライトは上に上がって いったのでしょうねぇ(3日も見てるのに全然覚えてないんです)。
GONNA BE ALRIGHT
FACES PLACESの後半の盛り上がりを持ったまま、2曲目へ。TK、ギターを 肩からはずし、キーボードブースの中へ。円形に配置されているそのブース には、後ろの方からキーボードの間をくぐって入るようになっていました。
Departures
3曲目にして、大ヒットとなったこの曲。さすがにこの時は、場内から歓声が。 KEIKOはTVで見ていたのと同じように、髪を金色に染め(色を抜いてるだけ なのかな?)、目のすぐ下にはスパンコールをつけていました。これが キラキラ光ってきれいなだけでなく、表情によっては泣いているように 見えるんだな。そんでその姿が、見ている私の心をきゅん、とさせるのだな。 よい、よいですよーKEIKOぉ。
((MC MARC))
一回目のMC。MCといっても大した事ではなく、MARCが挨拶したのみ。
そうそうにして、次の曲。
Because I LOVE the NIGHT
ニューアルバムから。ライブ初日は、ニューアルバムの発売前日だったと いう事もあり曲をチェックしていた人は少なかったようです。サビの所で 手を挙げる人もなし、なんか皆、淡々と聞いているって感じ。盛り上がら ないのは寂しいぞ。
TKはブースを抜け出しギターをプレイ。MARCもベースを持っていました。 あらMARC、ベースなんか弾けるんですか?いつの間に!
巷では、TKのギターは怪しい、本当に弾けるのか、とか言われていますが、 実際に見て聞いた限りでは、音は出てますよ。ちゃんと弾いてました。 それどころか、途中からブルースハープ(っていうとカッコいいですが ようはハーモニカです)をポケットから取り出して吹いてました(@_@)。 アルバムの歌詞カードを見ると、確かにそう書いてあるんですが、私も そこまで見ていなかったので、ちょっとびっくりしました(^^;)。
a temporary girl
かなりエスニックな曲。ちょっと遅めのテンポに、MARCのラップが気持ち いいくらいハマっていて、超カッコいい。まーくん、表現力UPしたね。 モニターに映る「今日」「昨日」「春」「夏」などの文字(コラージュして ある)や菩薩像、炎、自然などの映像がまた、曲に合っていて美しい。この 画像処理がONYXか?
((MC KEIKO))
今度はKEIKOのMC。 東京ドームで歌える事が嬉しいかのように、「東京ドームですよ!!」と 言う。その表情は、確かに嬉しさでいっぱい、という感じに見える。 お客さんに問いかけているんじゃなくて、自分自身に言っているような。 笑顔がキラキラ輝いていて、TVで見るのよりも数段カワイイ。
KEIKOが喋っている間に、ステージ中央には金色のピアノが用意されました。 それに座るTK。
KEIKOは、「次の曲は、新しいアルバムからの曲です。まだ知らない人もいる かもしれませんが、踊れる曲なので皆さんも踊って下さい!」と。
So far away from home(Beautiful Journey)
パラッパラッパーみたいなイントロだな、と少し思うのですが(^^;)、テンポ
がよくて思わずハネてしまいたくなるような曲。体が自然に動きますね。
作詞がMARCというのも、とっても意外。でも歌ってるMARCもKEIKOもとっても
気持ちよさそう。TKの弾くピアノがまた軽快でいい。途中、調子に乗って、
立ち上がり、椅子に足を乗せたりして弾いてるTKがとてもお茶目(*^^*)。
見ているだけで楽しさは伝わってくるけど、実際、あんな風に楽しそうに
している3人をとてもうらやましいと思う。
TK PIANO SOLO
SECRET RHYTHMの早弾き(3/11,12,13)
(Rhythm Red TOURの時にベーヤンと掛け合いした時のやつ)
TIME TO COUNTDOWNの早弾き(3/11,12,13)
トルコ行進曲(3/11,12,13)
くるみ割人形(3/11)
キラキラ星(3/12,13)
WOW WOW TONIGHT(3/11,13)
YOU ARE THE ONE(3/12)
CAN YOU CELEBRATE?(3/11,12,13)
TMを見てた人はわかると思うんですが、生馴染みの、先生のピアノソロの
コーナーです。もう、次の曲の指慣らしだ、ってのが半分わかっていながら、
それでも、一見無造作のように見える早弾きやトルコ行進曲が流れると、
どうしても目はウルウルしてしまうっすね。
そして最近のTKの代表曲が演奏されると、観客からはひときわ大きな歓声。
このへんはTM時代の彼のソロを思い出す私とは違って、多くの観客にとっては、
TKは「時代のプロデューサー小室哲哉」である、という事なのでしょうか。
Can't Stop Fallin' in Love
巨大モニターに映るのは、メンバーの顔と、"RECORDING"の文字。
「録音中」という意味です。
11日は、モニターの真ん中に、モロ"RECORDING"の文字が被ってました。
それが12,13日になると、その文字はモニター右上部に移動。顔の真ん中に
文字が被るのはあまりよくない、って事になって変更になったのかな。
この歌は、シングルでもアルバムでもない、全編ピアノをベースにした バージョンだったのですが、私はこれが一番好きですね。
((CM ; globe music derivery !!))
Can't Stop Fallin' in Love が終わると、ピアノはステージ下にしまわれ、
メンバーは退場。代わりに映像が映し出されます。その映像は、TK,MARC,
KEIKOの3人がデリバリーピザの店員の格好をしているもの。
「今私が歌った"Can't Stop Fallin' in Love"を録音したCDを、今日来て
頂いた皆さんの中から一名様にプレゼント!!のちほどお届けに参ります
ので、お楽しみに!!」
うぉぉおおお〜!という歓声、拍手。
a picture on my mind
真っ暗なステージ上で、MARCがセルフ・ポートレートを撮るところから
スタート。
今回のアルバムは、ひたすらデジタルだった1stと比べるとずいぶんアナログ
していると思います。歌詞の持つテーマ性はより身近なものになり、曲の持つ
リズムは多様化している。多様化、と一言で言えるかどうかはわかりませんが、
TKがギターを持つところに見られるように、デジタルな中にアナログの音を
混ぜたりして、混沌とした雰囲気を表しているんじゃないかと。つまり、
TKが思うところの、「何でもアリアリな今の世の中」を表したものかと。
この歌もメロディとしては決してメジャーなものではないと思うのですが、
歌詞を聞いて、演奏している者を見ていると不思議な世界に引き込まれる
感じがします。
ちなみにこの歌は、プリクラを題材にしたものだそうで。
FREEDOM
一転、ハデな演出に変わります。スモークがたかれ、レーザーが飛び交い、 再び金色のピアノが登場。それに加えて、円型のスターライトが降りて きます。これだけのものが一気に加われば、盛り上がる事請け合い。 MARCのラップに勢いがあって、メリハリがあってすごく気持ちいい。
SWEET PAIN
今回のライブの曲の中で、私的に一番盛り上がったのはこの曲。
CDと同じくして始まりながら、どんどん音が追加され重なっていくさまは、
まさにTMを彷彿とさせるような作り。最高っす。何も言う事はないっす。
この波にずっとのまれていたい。それだけ。
MUSIC TAKES ME HIGHER
3/11、途中KEIKOのマイクから音が出なくなる。彼女は自分の耳にはめた
イヤホンから流れてくる音に合わせて歌っているのだが、こちらには何も
聞こえてこない。
途中、TKもそれに気付いたようで、どうにかしてくれるように脇をチラチラ
見ていたのだが、どうしようもなく。その間ずっと盛り上げ役に回らざるを
得なかったMARCは大変!
単純なリズムの繰り返しであるこの曲、途中ベースリズムだけを繰り返し、
TKはKX-5を持ってステージ上を走り回る!なんてパワフル!!
ステージ上手に来た時、TKはKX-5を裏返し、高々と掲げる。何をするのだ
ろうか?と観客が思った時、TKはポケットからマジックを取り出し、
"Tetsuya Komuro xxx"と、直筆!!うおー、欲しい!!
そしてKX-5をスタッフに渡したと思ったら、ステージ上手の、とあるポイント
に移動。すると下から、出たよ出たよ、出たですよ!ハモンドオルガン!!
もうねぇ、昔を知っているファンにとっては涙モノです、この姿は。
ハモンドから飛び降りた彼は、あの時(1990,TMN Rhythm Red Tour)のように
体をしならせ、ハモンドを揺らす。赤いライトに照らされたTKの姿に、観客
も見とれるばかり。唖然呆然としていた客も多かったのでは。
そうしてハモンドをプレイした後、彼は再びKX-5を肩に。よく見ると、
ハモンドは上方へ吊されている。ん?
ステージ中央に戻ったTK、KX-5を弾きながら、上の方へ手を伸ばす。すると、
その伸ばした手の先から、レーザー光線が!おぉ、すごい!!
レーザー光線をドームの天井にあてた後、何か文字を書いているような仕草。
観客も上を向いて、レーザーの先を見ている。すると次の瞬間、上を向いて
いたKX-5がステージ上手へ!バンッ!!という音と共に、ステージ上手が爆発。
間髪入れず、次は下手。同じようにレーザーを発射、ステージ下手爆破!
これを、上手、下手2回ずつやった後、3回目の上手。TKがKX-5を上手に向けた
瞬間、吊されていたハモンドオルガンが、ひときわ大きな音をたてて爆破!!
無残にも爆破されたハモンドは、ボロボロになりながらステージへ落ちてゆきます。
歓声をあげる者。驚きで呆然とする者。入り乱れて。
観客がハモンド爆破の余韻を引きずっている間にも、TKは肩にしたKX-5を 持ってステージをかけ回る。この人は、普段は弱々しいのに、こういう時は 別人になる。すごい。すごい。
Tkがステージ下手に来る。私の目の前。あぁ、やってきましたね、この時が。
めっちゃ腹立つんですが。何がって。
観客の中から選ばれた一人が、ステージに上がり、TKの手から直接、さっき
サインしたKX-5をプレゼントされるのです!もらってる方も見てる方も、
大パニックモード。
もらう方はKX-5なんかどうでもいいかのようにTKに抱きつく。見ている方は
悲鳴、罵声(笑)の嵐。
抱きついてくる女性から、一生懸命逃げようとしてるTKがカワイイ。
FACE
KEIKO演技賞モノ!!
私はこの歌の歌詞にグッとくるものがあるのです。CX「彼女たちの結婚」を
前提に書かれた詞であるから、というものあるんですが(あのドラマの設定
年齢は私の年なんです)。
その私の心情を代弁してくれるような、せつなく、それでいて力強い歌い方を
してくれるKEIKO。そして曲の後半では、いかにも泣きながら歌っているかの
ような表情がたまらない。詞にリアリティーが加わりますね。
シングルで聞いてた時はそれほどインパクトのある曲ではないと思った
けれど、実際に見ると、やっぱり違う。全然チガウ。
そして13日、私の席からステージは、クレーンカメラ越しに見る事になって いた。クレーン越しに見る "FACE" 、それはまさにプロモーションビデオと 同じ。頭の中で、映像がシンクロ。ぐるぐる回る。
本編はこれにて終了。結構、そそくさと引っ込む3人。
--encore1
メンバーが引っ込み、しばしの暗転の後、アンコールへ行くための、ちょっと した試みがありました。
11日 モニターに" Do you want music?" "Do you want more?""Do you want globe?" といった文句が並び、客がそれに対して拍手や歓声で応えるというもの。
12日 モニターに表われた「こむろっち」。"TK"と書かれた卵が登場。旬なモノ だけに、観客の歓声も大変なもの。 卵のこむろっちは、このように成長していきます…
モニターに、「拍手で育つよ」との文字。場内大拍手。
次の瞬間、卵のこむろっちは、長髪二等身のこむろっちに成長。胸にTKの
文字が。モニターにはさらに「あそぼうよ」「ボクにあわせて」の文字。
こむろっちがゆっくりと拍手を要請。観客はこれに応えます。しばらく
拍手が続いた後、モニターには「うまい うまい」と。どうやら褒めて
くれているようです(笑)。
さらに「もう一度」の文字が。観客が拍手をすると、こむろっちは徐々に
スピードアップ。「もう一度」と繰り返され、観客も段々ソノ気(^^)に
なってきます。
しかし次の瞬間、こむろっちは「疲れた」と言って、ナント寝てしまい
ました(爆笑)。これが、ホンモノのたまごっちと同じように、布団を
かぶって寝てるんですよ。ZZZ...という文字もあるし、布団にもTKと
書いてある。超かわいいっす!欲しい!!発売してくれ!
観客が爆笑した後、モニターには「アンコールする?」の文字。
観客のテンションも結構高くなってるところで、「右もっと拍手」の文字。
あら、右側盛り上がりが足りなかったかな?と思いきや、その次には「左
もっと拍手」の文字。左右の観客が大喜びで拍手をすると、こむろっちも
大喜び。顔はニコニコ、回りには音符がいっぱい。もう、めっちゃかわいい!!
観客の拍手に気をよくしたこむろっちは、やがて親指を立てます。
次の瞬間、モニターには大きな「OK!」の文字が。
そして、アンコール一曲目へ。
13日は、11日と12日の融合。つまり、両方あったんです。
一回目のアンコールへ行く前は、文字が出てくるやつ。
二回目のアンコールへ行く前は、こむろっち。
11日だけ見た人は、損してますねぇ(^^;)。
Feel Like dance
もう、アンコール1曲目は、これしかないっしょ!ここで持ってこずに
どこで持ってくる?
アレンジが印象的で、美しくて、SWEET PAINで味わったのと同じように、
体が浮く感じ。
TKは金色のピアノを弾いている。と、そのピアノがどんどん上にせり上がって
いきます。でも、構わずピアノを弾くTK。イントロが終り歌にさしかかる頃
だったか、TKはピアノを弾くのをやめ、ひらり、と台から降り、キーボード
ブースへ。TKが降りた後の金のピアノは、そのままステージ上部へ上がって
いき、最終的には上から吊される格好になりました…なるほどね、これが
あるから、枠をクレーンで吊ってたってワケね。納得。
#でも、万が一上からピアノが落ちてきたら…とか考えたら怖いっすねー
アンコール一回目は、この曲のみ。えええっ?
--encore2
先ほどのピザのCMが再登場。ピザボックスに入ったCDに3人がそれぞれ
サインをし、宅配ピザ屋の店員の格好のマークが自転車に乗って客先まで
届ける、というもの。小室先生の「こむろっち」のサインがイイ。
11,13日はステージ左側から、12日はステージ右側から登場。そしてマークが
舞台裏から出た瞬間、
Joy to the love
このイントロが繰り返されます。あぁダメ、頭に残る、これ。
舞台の上では、KEIKO、小室先生がスタンバイ、客を煽ります。
マークは最前列の子にCDを手渡し、早着替えでステージ上へ。
で、すごく盛り上がったのは覚えているんだけど、それ以外何も覚えちゃ いない私…。
曲が終わると、KEIKOのMC。 「新しいアルバムから、もう一曲聞いて下さい」。
Anytime smokin' cigarette
前の曲から一転、CDと同じく、マークが煙草に火をつけ、息を吐く音で スタート。けだるい雰囲気ながらKEIKOのせつないボーカルが見事にマッチ。 途中、音がやんだかと思うと、KEIKOはステージ中央にある階段に座り、 煙草に火をつけます。上を向いてふぅっ、と大きく吐いた息がまたなんとも いい雰囲気で。東京ドーム全体を、彼女がそういう仕草をする事によって、 ある種の怪しい雰囲気に染めてしまいました。
TKは途中からブルースハープを持ち、ステージ下手で気持ちよさそうに
吹いています。吸って吐いてるだけと違うんかー、なんてツッコミを
入れてはいけませぬ。
んで、散々吹いた後、彼は最後にそれを客先に投げちゃうんですね。
まったく、KX-5といい これといい、太っ腹ですな先生!
私も欲しいぞ!!
曲の終わり頃についた、巨大ミラーボールがとてもきれいで。
Is this love
で、私の中では、あの巨大ミラーボールに一番似合うのはこの曲だという
事になってたんです。で、本編でこれが使われなかったので、絶対最後は
これだと思ってたんです。
実際、前の曲の終わりから使われだしたし、前の曲の終わりに Is this love
のイントロがかぶってるし、ヨシヨシヨシ、来たぁぁーーー!、予想通り
だぜ!ってガッツポーズを決めようと思った、ら!
いきなりマークはメンバー紹介をし始めて、…あれ?あれれ?ねぇ、歌って くれないの?みたいな。
この曲をどうしたかというのは、実は日によって違ってまして、
11日
この日はドーム初日、FACES PLACES発売前日という事もあってか、観客の
ノリが最初からすごく悪かったんです。そのノリの悪さを引きずったまま
エンディングを迎えたわけなんですが、Is this loveのイントロが流れて
きても場内から歓声は上がらず。…おいおい、皆気付いてないの?って
思っていたら、次の瞬間巨大モニターにはTKのアップが。と、TKはマイクを
客席に向けて、♪Is this love,Is this love〜、と歌い始めました。
あーー、本来ならば、客もこれに応えるべきじゃないですかー!
ところが、この日の客のノリの悪さが象徴するように、会場はシーン…。
…や、ヤバい、TKがせっかくこっちに振ってくれてるのにボーっと見てる
なんてそんな失礼な事は出来ないぃぃいい〜。
えーい私だけでも歌わねば。いずでぃーすらぁ〜、いずでぃすらぁ〜…
そんな私の歌もむなしく、諦めたTK,MARC,KEIKOの3人はとっとと帰って
いきました。あぁぁ…(;_;)。
12日 この日も、3人が歌ってくれようとしたものの、強引に、ブチッという音と 共に無残にも音が途切れてしまったのでした(;_;)。 9時になって時間なのはわかるけど、途中でブチッって切らなくてもいいと 思うんだけどねぇ…。KEIKOも「あれ?」と言っていたので、PAのミス だったと思いたい。
13日 今日はラストだし、期待してていいのかなと思っていたところ、歌ってくれ ました!しかも、全部!TKやMARCは時々こちら(観客)にマイクを向けて くれたり、KEIKOが歌詞を忘れて「あれぇ?この後なんだっけぇ〜?」と 言ったりと、笑いあり合唱ありの、和やかで かつ 感動的な雰囲気で歌われた のでした。最終日になってやっと一体感を感じる事が出来ましたね。
--
全体的な感想を。
まず、globeとしてのファーストライブである。これを、どういう形で見せて くれるのか?という所に興味があった。今のご時世、派手である事は間違いない。 globeとして、3人のバランスがとれているのかどうか、ライブ初体験であろう MARCとKEIKOがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、TKは果たして KX-5を壊すのか(笑)、等々見所はたくさんあった。はず(笑)。はず、と 言うのは、ライブ前までは冷静だった私が、いざ会場である東京ドームに 入った途端、舞い上がってしまい、前後の区別もつかなくなってしまった からであります。…まぁそれはそれでいいいとして(^^;)。
昔からTKは、「オープニングには命かけてます」と言っていました。多分、それは 今でも思っていると思います。実際、モニターの中のフィクションな部分と私 たちの目の前にあるステージとを連動させ、バーチャルリアリティを表現した所 など、非常に良く出来ていたと思います。あのセットはには26億円かかっている、 と新聞には書いてありました。ONYXみたいな機材もあったし、そのくらいかかって いても不思議ではないかも。いやそれにしても、スケールが違いますね。
11日(初日)に見た時は、自分の気持ちもあったかもしれませんが、やはり中心は TKだなぁ、と思わざるを得なかったですね。彼の弾くピアノ、キーボード、ギターは 「ステージ慣れしているな」と思えたし、存在感も十分だった。それに比べると、 KEIKOは歌を歌うとしても、MARCはあまり目立たなかったかな。 まぁ、11日の場合は、メンバー以前に観客のノリも悪かったのでそれに左右された 部分もあっただろうと思いますけど(Is this loveみたいに)。
12日は1階スタンドだったので、自分自身結構余裕を持ってライブを見る事が 出来たのですが、2日目という事もあってか、メンバーにもある種の「慣れ」が 出てきたような感じがしました。皆一日目よりも走り回る量が多い(笑)し、時々 モニターにアップになる顔に余裕が感じられたから。なんとなく。
13日は今さら言うまでもなし、なんだけど、アルバムを聞いてきた人が多かった
のか、それとも11,12と通った人が多かったのか、ノリという点で他の2日とは
それはもう比べ物にはならない程で。
私はその日は、実はTK MUSIC CLAMPで貰ったバスタオル、帽子、Tシャツを
持参しており(^^;)時間があれば着替えようと思っていたのだけど、こういう日に
限ってライブに遅刻してしまい(し、仕事が…(;_;))、結局帽子を被るにとど
まったのですが、何の曲の時だったか、MARCが私の席の近くまで来てくれた時に
ぴょんぴょん飛び跳ねていたら、指をさされたんですね。「それってアタシー」って
人はそのへんに多分100万人くらいいたと思うんだけど(笑)、MARCは何回もこっち
(ステージ下手の方)に来てくれて、そのたびに目が合っていた(と思うのは自分
だけだって!)ので、きっとアレは私に指さしていたに違いない(爆笑)。
曲順について。
最初が"FACES PLACES"で実質的な最後が"Anytime smokin' cigarette"
なのは納得いかん!という意見も一部ではあるようです。
確かに、どちらもノリノリな曲ではないかもしれない。スカっとさわやか、な
気分で終わらなかったかもしれない。でも、私はこの終わり方でもいいと思う。
この2曲は、今回のアルバムの核になる曲なのではなかろうかと思っている
んですけど、どうでしょうか?
帰りの丸の内線で、私の前にいた高校生くらいの男の子二人組の会話。
「でも、すごかったよな」
「あぁ、小室も、すげーカッコ良かったよな、」
なんか、涙出る程嬉しかったです。マジで。