Spitz
 1997.4.6(Sun.) NHKホール
 SPITZ JAMBOREE TOUR '96〜'97


SpitzのNHKホールPart2。このツアーの東京最後の公演だし、曲順書きますね。 ちなみに私の席はというと、2階の中央よりやや右、ちょうどテツヤ君の 真ん前くらい。前から4列目。マサムネ君からは遠いけど(;_;)、距離的には 1階の PA と同じような所だったせいか、バンドの音もボーカルもよく聞こえ ました。やっと音がバランスよく聞けたかも、という気も。

1. 花泥棒

アルバムと全く同じ入り、同じアレンジ。
最後の"花泥棒〜"の繰り返し前に崎山君の"one,two,three,four!"のかけ声あり。

2. 初恋クレイジー

これも、アルバムとは何ら変わらず。
マサムネ君間奏でポケットからハーモニカを出して吹く。

(挨拶)
いつもの挨拶。マサムネ君ピックを持った右手を上げて、
「こんばんわースピッツでーす」←息つぎなしで言う

3. ハチミツ

会場みんなで、リズムに合わせて、頭の上で手を叩く。キーボードの おねえちゃんも一緒になって手を叩く。 崎山君のドラムも、またアレンジが変わってる。ストロークの回数が更に 細かくなって、最初と比べ物にならないくらい。…いいなぁ、この感じ。

4. たまご

リズムに合わせてみんなでぴょんぴょん跳びはね。みんな若いっすー(^^)。 間奏でテツヤ君の、蚊のようなギター(褒めてるのですよ)が好き。 そして田村君、一回目の壊れタイム(笑)。

5. チェリー

あぁもう、この曲大好き。 「恋人と別れて今は悲しいかもしれないけど、君の未来にはもっと色々な 素敵な事が待ってるんだよ、だから頑張って」そう励ましてくれている ような歌だと思うのです。

(MC)
以下MCは全てマサムネ君。

「今日は雨ですね。実は僕らもお花見を計画してたんですが、雨でつぶれ ました。皆さんはお花見しましたか?…花見はいいですよね、昼間からお酒 飲んで、夜になっても飲んで、もうべろんべろんって感じで。 …ちょうどそこに公園あるしね。じゃあ、みんなでお花見する?」
(するするー、という場内。おいおい、未成年ばっかだってば)

「MCで喋る事って、いつも前もって決めておくんですけど、もう最近ネタが なくなってきちゃって、…で、今日は日曜ですけど、日曜のスピッツのライブ は静かで盛り上がらないっていうジンクスがあるもんで、今日は MC の内容を 考えてこなかったんですよ。」
(会場からブーイングの嵐(^^;))

6. サンシャイン

彼等、相当この歌好きなんですね。なんか、毎回歌ってるような気がする。 哀愁のある曲で、「サンシャイン」だけど私がいつも思い浮かべるのは、 夕日なんだな。

7. ナナへの気持ち

前曲から少しインターバルをとった後の曲。歌詞に『ロイホ』とか出てくる 効果で、一番身近に感じる曲でもあります。コギャルがテーマなんだそう ですけどね。
淡々としたリズムの割に、一番最後に「君と 生きていく事を 決めた」と すごく大事な事をぼそっと言うのよね。

8. マフラーマン

アルバムとは違うドラムの音から。ズダダダダ、というやつではありませぬ。 なんじゃいね、こんな歌あったっけな、という全然原形とどめてないドラムの アレンジ。う〜んうまく形容出来ないのが悔しいなぁ。

(MC)

「今日は本当に、何を喋るか決めてなかったんですよ。いつもはアドリブが 70%くらいで喋ってるんだけど、今日は95%くらいアドリブです。」

「アドリブといえば、昔ギターの練習をしてた時、本に『では次はアドリブで やってみよう!』というのがあったんです。で、僕は、アドリブって何?と 思ったんで、辞書引いてみたら、『アドリブ=即興』って書いてあるんです。 …でも、即興の意味もわからなかったんですよ(笑)。で、今度は即興を 辞書で引いたら、『即興=アドリブ』って…」

おいおい、落とすなよ(^o^)

9. うめぼし

最初聞いた時に「なんじゃこりゃ」って思ったこの曲も、聞き慣れてくると 感想も変わるもので。私思うところのこの歌は、うめぼしってのは実はどうでも よくて、好きな人に会いたくてたまらない、って感じかなぁ。 マサムネ君みたいな人にこういう間接的な歌を贈ってもらえたら、いいだろう なぁ(それはそれで、解釈に悩むかも)。

10. あわ

再び、会場一体となった手拍子。「ン パン、ン パン」というちょっと遅めの テンポの手拍子が一つになって聞こえる、というのはいいですね。こういう 一体感を感じられるのは、キャパ 2,000人くらいのホールがちょうどいいの かもしれません。

11. スカーレット

うひょー、新曲。ここで来るか。 あまりにも意外だったためか、会場からは歓声とどよめき。

(MC)

うわー、何喋ってたか忘れたぁ〜(^^;)。
「じゃあ次に、『ハヤテ』って曲を聞いて下さい」
これしか覚えてないです、ごめんなさい(_o_)。

12. ハヤテ
13. インディゴ地平線

前のNHKホール(3/22)であった、四角い小さなレフ版のようなものがなくなって ました。あれ、視覚効果云々よりも、ただただ眩しいのよね。やめてけれ、って 感じだったから、なくなって良かった。

14. ほうき星

これも「マフラーマン」と同じく、イントロからして何だかわからなかった。 赤と青、炎と空、という視覚的対比に目がいきますね。田村君作曲だから、 彼ははじけているかと思ったらそうでもなくて、大人しく弾いていました。

(MC)

「僕が毎週楽しみにしてた二つの『ストーカー』も終わったし、『ふたりっ子』 も終わったしという事で。でも4月になればまた新しい出会いもあるだろうし。 …うん、新しい季節っていいですよね。皆さんも、素敵な出会い、素敵な恋を して下さい。」

15. ロビンソン

MCから強引にこの曲(の歌詞)に結びつける MC も、だんだんネタがつきて きたせいか、強引度が増してきました。もう限界か。限界だろう(笑)。

16. スパイダー

再び跳びはねタイム。 この曲は、マサムネ君の生ギターとドラムのバランスがとても良いのです。 して途中には、私の好きな「チャカチャゥーン」っていう、テツヤ君のギターが 入るです。 ♪ドンドンドンドン、チャカチャゥーン。さぁ探そう(^^)。 サビではみんなで両手を左右に振る。これはみんなでやるとかわいいから許す。

17. 渚

ステージ奥に、四角形に配置された白色のスターライト。これも今までは なかったもの。これと、青のライトがきれいだった。ドラムの刻みでどんどん 盛り上がっていく所が大好き。でもちょっと遅れぎみで、歌に追い付いて なかったような気もした…。

18. バニーガール

田村君壊れる。本日2回目の波。

19. ヒバリの心

マサムネ君、勝ち誇ったようにギターを弾く。おお、胸張ってるね。 田村君は腰から折れながら、前曲から引き続き壊れてるし。ステージ向かって 左の方へ移動したは良いが、勢い余って、ベースをスピーカーにガツ〜ンと ぶつけてしまう。一瞬、スゴい音がして、(@o@)という顔をした田村君、でも 次の瞬間にはもう壊れモードに戻っている…。どうしてあんなに、リズムを 無視した動きでベースが弾けるのだろう。もはや酔拳に近いと思うのは、 私だけではないはず。

(MC)

「いやぁ、今日の盛り上がり方はすごいね!今まで何十本もライブしてきて、 もうすぐ終りなんだけど、今日のみんなを見てたら、ここから更に70本くらい ライブ出来そうだね!」
(会場やんやの大歓声)

「そんなみんなに、僕から、愛のビィ〜〜〜ム」←お約束である
(会場の右から左へ指さす)

20. 夕日が笑う君も笑う

田村君ついに全壊(爆笑)

メンバーは演奏が終わると、手を振りながら退場。崎山君はいつものように、 一番最後に、ステージ上手から下手へ小走りでかけていきました。

--encore (MC)

「ではもうちょっと時間があるようなんで、もう何曲か聞いて下さい。」
(この時点で、まだ20:20である。21:00まで後40分もあるぞよ。余裕、余裕)

21. 空も飛べるはず

どうしてもサビで手を振りたいらしい。う〜〜ん…。 そして今日も、オリジナルとは違うキーで歌っていた。1月の大宮と同じ 調かな? 3/22に聞いた時はこんな変な調じゃなくて、原曲通りだと思ったんだけど。 原曲の調で歌うのは辛いって事なんでしょうか。出来ればそのまま歌って 欲しいな。

(MC)

恒例の、メンバー紹介。

「毎回お題を決めてやってるんですけど、もうネタがなくなってきたんですよ。 …何にしようかな。…じゃ、『自分が誰に似てると言われるか'97〜!』 じゃあ、最近は『イケテる』『イケテない』という都合のいい言葉があるんで、 それでいってみましょうか。」

田村君「去年の俺は、Kinki Kidsの(会場から『あ〜ぁ』との声;剛君ね)。
    他には、伊藤政則とか古館(伊知郎)とかね。」

明石敏子(字合ってる?)「イケテる時はねー…どうしよう、言っちゃおうかな、
    鈴木杏樹!(おいおいおい)それか、ブースカ!(それって、イケテる
    の?とマサムネ君から突っ込み)イケテない時は、鹿賀丈史かな。」

崎山君「イケテる時は、アンドリュー(今どきのお子さんは誰の事か知らない
    らしい;WHAM!のアンドリューである)とか、ジュリーとか。
    歴史の教科書に載ってる『ロック』も。
    イケテない時は、ルー大柴(場内爆笑)。あと伊藤克信。」

テツヤ君「俺は、生まれてすぐおばあちゃんに『マチャアキ』って呼ばれてた。
     あとは、赤信号の小宮。アラジンのボーカル。あとはヤギ、大泉晃
     (漢字が出ない)、エリマキトカゲ。ようはなんでもいいらしいよ。」

マサムネ君「よく言われるのはやっぱりトータス松本君かな。あとは、すがぬま
      しん(昔たけし軍団にいた;これも若い子は知らない)、渡部篤郎、
      よいこの小さい方(場内爆笑)、ルチ将軍(これも若い子は知ら
      ない)、ミッシェルガンエレファントのギター(だれだれ?)。」

こんな感じでした…。

22. 旅人

マサムネ君2番の歌詞を間違える。「ぅわぁ〜、間違えたぁー!」と大声で言って しまった彼。いつもだったら間違えてもすまして歌うのに、こんなに大声を出して しまった所は初めて見たかも。 これってテンション高い証拠?ふふふ(^_^)。

23. 不死身のビーナス

「ねずみの街」を「○○の街」と変えて歌うのはもはやお約束。 こないだは「渋谷の街」だったのが、今回は「東京の街」。
(場内「キャァアアアア〜!」)

歌い終わると同時に客電がつく。会場ってこんなに明るかったんだっけ? あぁ、明るいと、マサムネ君の顔がよく見えるぅ〜\(^o^)/。
挨拶をして袖に引っ込むメンバー。メンバーは気前よくピックを投げて いましたが、テツヤ君は手の平にピックをたくさんのせて、花咲かじいさん のように蒔いてました:-)

-- これで東京の公演はひとまずおしまい。あとは九州方面ですね。
私は結局、このツアーを4回見に行ったのですが、まぁ感心したのは、毎回 どこかしらが違っていた事ですね。曲だったり、順番だったり、アレンジ だったり、舞台セットだったり。公演を重ねていけばいく程、バンドも スタッフも、あれこれ思考錯誤してたんでしょうか。
スピッツの舞台セットは、トラックが2台であるという事からもわかるように、 今どきのアーティストに比べて飾りが非常に少なく、シンプルなんですね。 だから照明を変えてみたり、小物を使ったり出来るんだと思うんですよ。 どんどん派手になるだけの今のライブの中で、シンプルな形にこだわって、 あくまでも演奏第一、そういう姿勢のようなものが見えるのですが。 勿論これは、見る側にとっても大変嬉しい事であるわけで、出来れば毎回 こういう事をやってくれないかな、なんて思うんですけどね。

マサムネ君は前々から「僕ら、武道館みたいな所では一生やらないと思います」 と言ってるんですが、小さい会場でいいから、今のままのスピッツをずっと 見せてくれたらいいな、と思います。
別に、大きな所でやれば、きっと満杯になると思うんだれど。 でもやっぱり、マサムネ君が喋る言葉をみんなでニコニコして聞きたいし、 一緒に手を叩きたいし、そういう空間でのライブを私は望むですね。

#でも、出来れば、去年千葉でやった「青い車」をやって欲しかった!
#ついでに「夢じゃない」もやって欲しかった!

おしまい(_o_)。


目次に戻る タイトルページに戻る