スピッツ
 1997.8.3(Sun.) つま恋多目的広場
 SPITZ THE GREAT JAMBOREE '97 IN SHIZUOKA
 ”つま恋夕焼け兄弟”


小さなホールでしか見た事のなかったスピッツが、野外でやる。 しかも、長崎、つま恋、小岩井という、地方3箇所でしかやらないという。 一見の価値があるライヴだと思いました。絶対行かなきゃどーするの!

というわけで行って来ました、つま恋まで。今季地方遠征2回目。

前日は渡辺美里@西武球場で大盛り上がり だったのに関わらず、午前中東京から 車を飛ばし、一路つま恋へ。3時間くらいで掛川着。インターを降りると、 でっかく「つま恋」の看板が出ていました。つま恋っていうのは、(株)ヤマハが 所有している総合リゾート施設の事なんです。

で、インターを降りたら、まず駐車場の確保。つま恋の周りには駐車場はないって 聞いていたので、どこでもいいからなるべくつま恋に近い駐車場を探す!探す! インターを降りてどっちに行ったら何があるかさっぱりわからずも、ぐるぐる 回っていたら、ありましたよ。近所の農家の人が自分の土地を使ってやってる 駐車場が。一日止めてて1,500円。安い。

車をそこに置いて、いざゆかんつま恋へ。チケットを見せて中に入ると、そこは 広場になっていて、右手に釣りの出来る池、左手にはカート乗り場&自転車 貸し出しの事務所。この日は無茶苦茶暑かったので、私的には目の前に見える レストランで「ビール飲み放題一人2,000円」したかったのですが、長蛇の列が 出来ていたので諦め…ちぇっ。しょうがないので、レストラン脇の芝生に腰を 下ろし、缶ビールを飲んで、すっかりでき上がっていました(#^^#)。

その日は本当に暑くて、なんで水着を持ってこなかったんだろう?って感じで。 パターゴルフとか、乗馬とか、やりたかったんだけど、…

15:00過ぎくらいに、ライヴ会場の入り口そばの芝生に移動しました。 そしたら、聞こえてくるね、リハーサルの音が。ふふふ。

16:00を過ぎるも、MLの人とは会えなかったので、中に入る事に。 おなかがすいたので、焼そばや飲み物を買って、芝生の上で食べる! 食べた後は席に移動。席はおととい有明で見たのと同じ、工事現場の足場の板に 番号が書かれたガムテープが張ってあるやつ。最近こういうのはやってるん ですかね?お尻痛くなるからキライなんだけどなぁ…。

開演時間がせまってくるにつれお客さんの数も増えてくる。平べったい場所なんで、 後ろの方は、もう何も見えません。ステージまで遠いのはわかっているけど、それ 以前に、何も見えないのだ。

どうしよっかなー後ろに行きたいなー、と思っていた所に開演。 わらわらと出てくるメンバー。そしてオープニング。

1. チェリー

何度聞いても素敵、この曲。涙出そうになるくらい好き。で、これが一曲目なんて もっと素敵(*^^*)。イントロが流れた時の歓声がたまりません。

(MC)

「どうもこんばんわースピッツでーす」という、息つぎなしで一気に 言う挨拶を、マサムネ君が、いつものように。

2. タイムトラベラー

これ、結構久しぶりじゃないかしら? 歌えるんだけど、「あれ?なんだっけ、これ?なんだっけ?」とかなんとか言って、 タイトル思い出せないの(^^;)。

3. ハチミツ
(MC)
4. 青い車

リハーサルを聞いている時から、これをやるって事はわかってました。 リハーサルの時も、私歌ってたもの。これやってくれるなら、私はそれだけで 満足なのだ(^_^)。ニコニコ。

5. 五千光年の夢
6. 海とピンク
7. 夏の魔物

いやぁすごいね、この、ファーストからの3曲。こんなの、知ってる人の方が 少ないんじゃないかしら? 私の席(F9ブロック)からは、メンバーの顔は見えず、それどころか姿さえよく 見えないくらいの距離で、しかも音は遅れて響いて来るって事で、ノリが非常に 悪かったのです。だもんで、「もしかしてみんな、これ知らないんじゃぁ…」 なんて思ってたんですが。

そしてもうこのへんになると、結構いた家族連れは、ほとんど席から抜けていって ました。後ろの方の芝生で見る方がいいと気付いたらしい(^^;)。 私も、後ろの方に行ってゆったり見たかったんだけど…。

(MC)
8. あじさい通り

「今日は晴れちゃいましたけど、雨が降った時のために、一曲用意しといたんで」と 言って歌い出した曲。

9. タンポポ
10. 胸に咲いた黄色い花 (MC)

このへんだったかな、アマチュアの時の話をしだしたのは。アマチュアの時の曲を ちらちらと弾いてくれたりして。

11. プール

この曲、ギターが全てを表しているのです。プールの中を泳いでいるような 感じがするの。漂いながら、ゆっくり泳ぎながら。水の中でのスローモーな 動きにぴったり合う。そしてそれがまた、こういう、野外の、夕暮れ時に よく似合う。グー(死語)な選曲よ。

12. 君だけを

まだ、これを聞くと、「ふたり」を思い出します。なんかせつなくなるです。

13. 空も飛べるはず

この歌の時はまだ空が明るかったんだけど、だんだん夕暮れてきて、なんだか 本当に空を飛べるようなカンジ。マサムネ君がそう歌ってくれるから余計。

(MC) 14. ハニーハニー
15. 涙がキラリ☆

この曲もまた、野外にはぴったりだなぁ。イントロのせつなさが、ちょうど 太陽が沈んだばかりの空に吸い込まれていく。涙がキラリ、星もキラリ、 みたいな(うまいねー)。

16. クリスピー
(MC)
17. スカーレット
18. 僕の天使マリ

個人的に大好きな一曲。これは、「カゲロウの集い」の時にバイオリンと一緒に マサムネ君が歌った曲で、その印象がすごく強いのだけれど、普通に聞いたこの 曲もまた、いいなぁ。昔の曲を聞く機会ってそんなにないからね、なんか、 意識して昔の曲を集めてるような気もするし、でも、その新鮮さが、野外の雰囲気 とマッチして、余計新鮮に聞こえるのね。

19. スパイダー

この曲だけは手を振るのだ(^^)/ (^^)/
楽しい曲だ(^^)

20. トンガリ '95
(MC)
21. 猫になりたい

アマチュアの時の曲ですか?これ。音源どこかにないでしょうかね?

--encore

「アンコール、アンコール」という後ろの方とは裏腹に、前の方ではずっと 「スパイダー」が歌われていました。どうしてそういう事になったんでしょうか?

22. ナナへの気持ち
(MC)メンバー紹介
23. バニーガール

なんとまぁ、この曲をもって、さくっとおしまい。「ロビンソン」も「ヒバリの心」 も「不死身のビーナス」もなし。いわゆるいつもの定番の曲がほとんどないと いう、ある意味すごく冒険のようなライヴでした。古い曲がこれでもか、といわん ばかりに次々に出てきたのですが、その中でも、スピッツらしい暖かい、それでいて さわやかな雰囲気を持つ曲ばかりがセレクトされていました。

で、スピッツの曲、とりわけこの日やった曲のどれもが、野外という会場にぴったり 合っていたのには少し驚きました。吹き抜ける風、山の中に落ちていく太陽、 草の匂い、そこにある自然なモノ全てが、マサムネ君の歌声だけでなく楽器にまで 反応して、音を変え、色を変え、景色を変え。
やっぱスピッツって、アナログなんだなー。アナログだから、こういう、自然が 似合うんだろうなぁ。


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