東京国際フォーラムという場所は最近作られたホールでして、A,B,C…という風に、いくつかあるんですね。大きさも色々とあって、目的別に割り当てられると。
で、今回使われたのは多分その中でも一番大きなホールだと思うんですが、天井が
高く、上にはスポットライトが並んでいます。両側の壁には、埋め込まれたライトに
カバーをかけて間接照明っぽくしてあって。
キャパはですね、多分3,000人はヨユウで入るでしょう。もしかしたら4,000人
近く入るかもしれません(後で調べたら、5,000人入るんだった)。渋公やNHKホールがとってもちゃっちく見える程だだっぴろいホールなのであります。傾斜はゆるやかで、前の方から後ろを見た感じが、中野サンプラザに似ているかな、と。2階席が少し後ろの方に作ってあるので、そこでライヴを見るのはちょっと辛いかなぁ。距離的に。
ライヴは、まず、始まる前のウツのMC。場内がまだ明るい時に、いきなりマイク
から流れてくる「えー、宇都宮隆です。」という言葉。お客さんもビックリですよ。
まずここでインパクトを与えると。
で、アンコールを境に2部構成。本篇は一切のMCなし。
演出は色々あったけど、主なものは、もはや外す事は出来ないらしい(笑)、
怪しい動きをするお姉さんパフォーマーが数人、彼女らの体を触りまくりのエッチな
ウツ、彼女らを従えてのダンス(だけどめちゃめちゃカッコいいんだ これ
が)、これまたお得意の、前から風をあててウツの長髪をなびかせる演出
(これもいつまでたっても変わらんな)、前のツアー"easy attraction"の内容を
ギュっと凝縮したようなものでした。
ただ、前回よりもそのテーマ性はわかりにくかったと思う。わたし、
「前回と同じような」とか言ってるけど、それで正しいのかどうかわからないし。
ウツ何したかったん?と聞いてみたいような気は、多少するのよね。
ほんでもって、事件(大げさな(^^;))はこの後!場内が暗くなった頃、わらわらと 入ってくる人が数人。なんじゃい、遅れて来るとはもっての他!と思ったら、 なんとそれは木根ちゃんだったのでした。おお〜。彼等は私の一列前の、5つくらい 隣の席に座り観てました。ウツ見てるんだけど、どうしても木根ちゃんにも目が いってしまう自分が嫌だわ(^^;)。だって、ウツがいて、木根ちゃんがいれば、… 思い出すものっつったら、一つしかないじゃん?
ま、木根ちゃんは後でまた登場するので、ここではおいといて。曲。
1.discovery
で、オープニングがこれだもの。キーボード弾いてるのが、どうしても てっちゃんに見えちゃうのよ。…あぁ、今日はダメかもしれん(一部意味明瞭)。
2.Rocket Girl
3.Kiss Will Kill Me
4.Eternal Date
私的にすごく好きな曲。カッコよさは超一級品である。
5.Gamble★Jungle
6.Tear Drops
アルバムに入っているものよりも、少し早いバージョン。コーラスのおねえさんの ハーモニカと、アコースティックだけどちょっと乾いた音のするギターのバランスが とても良かったりする。思わず私も片手に缶ビールを持って外眺めちゃうっつーか。 あ、私んちからは高速は見えんか;-)。
7.Hothouse Fruit
8.True
9.Indian Runner
10.少年
何故かしら和服に巻物を持ったおねえちゃん登場。踊りながら巻物をパァーっと 広げてみたり、ウツにからんでみたり、なんなん?って感じ。で、ウツはその おねえちゃんの後をついて行って退場。その時の、おねえちゃんを追う目、というか 目までは見えないんだけど(笑)、女の人に対する気持ちを体全体で表現出来てる ところがスゴい。思わず女の人の後を着いて行く。ウツのテーマソングだよなぁ、 これ。
11.Water Dance I
12.Butterfly
超個人的なんですが、歌に行く前の"Butterfly"の声が入る時のウツの動きと、あの 自信に満ちた目がカッコよすぎて大好きなのです。たまらん(*^^*)
13.Jump
"Let's Jump!"で人がうまく飛ぼうとしてるのに、君らこの日はメチャクチャ だっただろ!おかげで私は、一人で変なタイミングで飛んでしまったぢゃないか (笑)!周りの人に笑われてしまったぞ!!
14.Cool Jam,Cool Mode
15.CRIME OF TIME
16.ゼロよりも少ない始まり
♪ちゃらら〜、のイントロで始まるでしょ、この曲、その時に、事もあろうか
場内の、天井と両脇の照明がウエーブのように光る!うぉ〜、とお客さんから
歓声があがった程よ。そして、
♪ゼロよりもすくなーい、とウツが歌い出してからは、場内の照明が一気にon。
これはいつものお約束。必ずと言っていい程、ライヴの終盤に歌われる。
17.ただ過ぎ行くために
一転、スローバラード。きれいに決めてくれましたね。でも、歌の途中で木根ちゃん たちが出て行ったので、私は一瞬そっちに目を奪われてしまった(^^;)
歌の終盤、ウツはステージ後方に用意された段の上に立ち、前からは風、後ろからは 光、の演出によってだんだんと見えなくなっていきます。そうして、曲がいよいよ 終わるという時、幕は閉じられるのです。トテモキレイ。
--encore
しばらく待たされた後の、長い長いMC。幕が開くとそこには、ラフな格好をした メンバーが思い思いの位置に座ったりしています。ウツはそのメンバーを一人ずつ 紹介していき、みんなであれこれと話し込むのです。が、…
その日は違っていました。メンバーを紹介し終わったと同時に、ビデオカメラを
持った、木根尚登登場。場内は歓声。木根ちゃんは相変わらずのトークのうまさで
会場を爆笑の渦に巻き込みます。
K(木根)「いやぁ〜、なんで俺ここに出てんのかなぁ、」
U(ウツ)「というかね、俺、君の事、呼んでない」
K「あ、やっぱり?」
まぁ、ここまでは良かった。この後、木根ちゃんの口から出た言葉は…
K「俺ね、ずっとステージ見てたんだけどさ、思い出しちゃったよ。ウツが歌ってる でしょ?で、西ヤン(ギター西山毅(ex. HOUND DOG))がいる所に、俺がいたんだ なぁ、ってさ」
…頼む木根ちゃん。そんな事言わないでよ。私だって、会場でウツを見てる
木根ちゃんを見て、昔の事思い出しちゃってたんだから…。ウツが真ん中。
木根ちゃんが右。左のキーボードブースにてっちゃん。ってさ。
場内は爆笑だったけど、私は一人で泣き笑いでした。
また思ってしまった。今さら思ってもしょうがない事なんだけれど。…なんで終了
しちゃったの?……TM…。
木根ちゃんはその後も、てっちゃんの事に触れたりして、私を泣かせてくれました。 ねぇ木根ちゃん、やっぱ、今でも、TMをもう一回やりたいと思ってますか?
18.やまびこ2号
本日はツアー最終日という事で、特別ゲストは岸本加世子。実際のCDの中でも ベーヤンの相手をしてます。でも、こんなおちゃらけた曲をデビュー曲として リリースしてしまうベーヤンって一体…。
19.ス・ト・リ・ッ・パ・ー
(正式表記こうだったっような気がするんだけど?)
先のレポートにも書いたけれども、ウツの歌うジュリーが、こんなにカッコ良い
ものだとは知らなかった。白いスーツを着、帽子を被ったウツは、どこから見ても
ジュリーである。帽子からすこしはみ出た髪の毛もいいし、腕を振って踊る姿も
チョーかっこいい。そのうちジュリーのトリビュート・アルバムなんて出る時には
是非、ウツにこの曲を歌って欲しいと思う。
それにしても、これをちゃんと歌えて踊れる私っつーのも、それはそれで年を
感じたりするな。わはは。
20.if you wish ...
映画「エルマーの冒険」のテーマ曲になっているこの曲。TRFのYUKIが 歌う"dragon's dance"というのもテーマ曲になっているのだけれども、アニメの テーマ曲にしてはどちらもおとなしめ。でも、こっちの方がちょっと難しいかな。 曲に文句はないけど、アニメのテーマソングとして適当か?と考えるとそうでも ないような気がするんだけどな。
21.BASHING
これ、6/14にはやってくれなかったもの。ちなみに6/14はこれの代わりに "Trouble In Heaven"。うーん、両方好きだなぁ。どっちを切られても困る。
22.Dance Dance Dance
まぁこの曲も、ライヴではかかせない曲ですね。まぁるく収まるっつーか(^^)
2回目のこの日は、6月に見た時とは結構色々な所が改善されていました。
オープニングにたかれるスモークの量も減ったし(6/14は明らかにやりすぎ、
だって、歌い出してもウツが見えないほどだったから)、"ゼロよりも〜" の
ライトは見事だったし、曲順も変わっていたし。
上に少し書いたように、今回のツアーでは、ハウンド・ドッグのギタリストである 西山毅がサポートとしてついていたのですが、私的にはあまり好きなギターでは なかったです。高音部が気になるというか、軽く聞こえるというか。よく考えたら、 ウツってギタリストを毎回変えているような気がする。葛G、石井君、是ちゃん、 そして西ヤン。こんなに毎回変えても、バンドとしては固まらないような気が するのよね。こういうのって、どうなんだろ?
後は、毎回登場する女性パフォーマーの皆様方。そろそろ飽きてきたぞ(^^;)。 今回は特にテーマがわかりにくかったので、理解するのに時間がかかったかな( というより理解出来てないかも)。
まぁでも ウツは相変わらずカッコいいし(年とらんなー)、ダンスうまくなって
たし、「少年」だし、MCでの人柄もいいし、それはそれで満足しているんです
けどね。多分次も、いや、ずっと見に行くでしょう。
私の中では今だ「宇都宮隆」ではない、「ウツ」を見るために。