hitomi
 1998.4.15(Wed.) 渋谷クラブクアトロ
 hitomi live tour '98 "From 0"


hitomi は私が一度は見てみたいと思っていたアーティストでした。小室系でありながら、モデル出身、自分で詞を書く、などの特徴から、世間でも「小室ファミリーの異端児」と言われているって事もあったけど、なんてったって、カワイイし、それでいて生意気そうだし、でも、曲はいいし。私思うに、小室先生も、hitomiに書く曲は、いいものから渡しているような気がするのね。アルバム聞いてみても、いい曲ばかりだし、シングルカットされる曲がね、彼女にすごく合ってるもんね。聞いててツボにはまりやすい。

てなことで私が行ったのは、渋谷のクラブクアトロ。ライブハウスですよ。私自慢じゃないけど、ライブハウスって行った記憶はー……5年前くらい?今、膝の状態が万全でしゃないのもあって、椅子なし、立ちっぱなし、もみくちゃ、という状況が少し恐かったのだけど。

入場の時、なかなか順番が回ってこなかったのでやきもきしたんだけど、やっと入れてフロアに行ったら、おお、これこそライブハウス。天井が低い。狭い。ステージがすぐそこにある。すばらしい(*^^*)。中に入って、バーカウンターの前を通り過ぎ、とっとと前の方に陣取った後は、ひたすら開演まで待つ。この、待ち時間が長く感じられるのがちょっとかったるくてライブハウスならではなのだけど、こんなに前で見れるなら、我慢するだね。

さて、ライブですが、全部は覚えてないし、曲順をメモれるはずもない(笑)なので、覚えてる範囲でしか書けないけど、全体を通してみると、すごく楽しかったし、hitomiもかわいかったし、カッコよかったし、何よりライブハウスって場所がhitomiには合ってるかな、と思いました。
以下、ダイジェスト。

オープニングは"deja-vu"から"mistake"。もう、バンドのメンバーはみんな渋谷のチーマーみたいに、短髪を金色に染めて、ピアス開けてる人もいるし、無精髭の人もいるし、わたし、この人たちを町で見かけても、決して声はかけません(笑)。それくらい。けど、そのメンバーで出す音っていうのが、力強くて厚みがあって、重低音なのはあたり前としても、ガツンガツン来る感じで。観客も、男の子ばっかりだったのもあるけど、音が鳴った瞬間ステージに向かってドドドド〜。その中にいた私は見事に巻き込まれ(^^;)、人込みの中でクルクルと回るのでした。うひぃ。

そして2曲目。きゃぁあああ〜。私が一番好きな曲。"GO TO THE TOP"!わたし、これが大好きです。今のままで満足しちゃいけない、だから"焦らずに、LET'S GO TO THE TOP"っていう歌なんですけどね。ある意味、原点でしょうこれが。これやってくれないかなぁ、と散々ライヴの前に言ってたのだけど、本当にやってくれるとは、感謝感激!!

3曲目。"PRETTY EYES"。もう言う事ありまへん。1曲目で圧倒されて、2曲目でクラクラ。3曲目で、どうもありがとうございました、って感じ(笑)。彼女やバンドのパワーと、楽曲の良さってのがすごくマッチしている。

この3曲は覚えているんだけど、この後は曲順は覚えてないのね(^^;)。でも、アルバムの曲は全部やってると思う。これ以外でやったのは、"sexy"とか"candy girl"とかかな。"candy girl"は、テンポをかなり落としたグランジ風。音のうねりを感じられる。こういう事もできるのかぁ。

途中、MC明けだったか、ギターのおにいちゃんが間違えて"Digital Worker(Who's he?)"の出だしをかき鳴らしてhitomiに「え?」って顔で見られたりしたのも御愛嬌で笑っちゃったけど、全編に渡ってテンションが高いまま、観客をひっぱっていけるパワーというものに私は感心しましたね。"deja-vu"というアルバム自体が完成度が高かったので、ライヴの中身もそれに比例してたって感じかな。私の嫌いな2ndからはほとんどやってないと思うし。ライヴをよく作るのは、やっぱりアルバムの出来にかかっているって事なのかね。

最後に歌った新曲"空"、小室先生の手が入ってない曲(多分)だけど、前向きな歌詞は変わっていないし、メロディーもそう悪くないし、これからもカワイク、生意気で、我が道を進んでいって欲しいアーティストです。


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