さて、私は思いつきで大阪へ来てしまったのですが、実は、肝心のチケットを持っていませんでした(^_^;)。最初は、「大阪はいつも売り切れる事がないからだいじょーぶ!」と聞いていたので、楽観視していたのに、何故だかこのツアーはSold Outになっていました。ファンとしては、売り切れる事はすごく嬉しいのですが、…ちょっと待て。それは、私が入れないという事じゃないかい?(笑)
私は試しに、ダフ屋さんに相場を聞いてみました。「1階20列で1万円。」、高いよ。買えん。そう言うと、ダフ屋は一言、「じゃー売らねーよ」と一言を残して去っていってしまった…。うむ〜…。
じゃあ、あきらめて当日券を買おう、と思い、ホールの入り口に近い場所へ移動。…ところがその時!私に近付いてきて「あのー…、チケット持ってないんですか?もし、席が悪くてもよいなら、余っているんですけど…。」と聞くおねえさん一人。どうやら、さっきダフ屋との交渉場面を見られてしまっていたらしい。がしかし!そんな事を言われては、ハイハイハイ、と買うしかないでしょ〜!ラッキー!
私はそれからすぐに席へ行きました。席は2階だったけど、ちょうど入り口の横だったので、荷物も置けるし足場にも余裕があるし。ちょっとだけ左寄りだったけど、ステージ全体を見るには申し分なかった。そこから見る初めての大阪フェスティバルホールは、ステージ部分がすごく広くて、スピーカーの前が信じられない程広い。奥行きはあまり感じられないものの、横にだだっぴろいのね。東京にはここに似たホールはないなぁ。
開演時間。いつものように"Break on through"が流れてきます。みんな立ち上がって、やる気まんまん。そして、みんなの手拍子が会場内に響きわたった時。流れてきたのは
ハートマーク(アルバムの1曲目)
これ。そしてこれが終わりに近付いた時、3x2枚の構造になっていた扉が左右にスライドしながら開きます。そして、逆光の中から現れたみさっちゃん!
運命のドア
と、つながるわけですねぇー。あぁよかった、オープニング見れて。
あとはピンポイントで。
バースデイ
懐かしの歌コーナー(勝手に命名)で歌われたのがこれ。その時々で歌うものが変わっているようですね。でも思うのは、すごく昔の曲なのに、名曲って全然色あせないのね。今聞いてても違和感がない。…ただ、いい曲だな、と思うと同時に、「その頃」を思い出してしまうね。
Spirits
だいぶん慣れてきました、この曲にも(^^;)。ちゃんとガッツポーズするし、Vサインするし、足場が狭くてくるっと回れないのが心残りではあるけれど:-p こうやって私も、"Spirits"っていうアルバムに慣れていくのかな。
フリーダム トレイン
アルバムで聞いた時には、なんかインパクトに欠ける曲だと思ってました。でもこうやってライヴで聞いてみると、盛り上がるツボがちゃんとある曲だな、って思いました。作曲者に山本拓夫氏が入っているように、そのへんしっかり話し合われて出来た曲なのかも。
チェリーが3つ並ばない
既にライヴの定番と化しそうな曲。1階の最前列の子が半ば壊れながらモンキーダンスしているのがとても笑える(ってあんたもそーじゃないのか!ってか(笑))。
--encore
松戸ではここの部分でのMCが異常に長く、私が時計を見てただけで22分も喋ってました。こんな所で時間が取られるのは私はすごく嫌で、また今回もかなぁ、と思っていたら、ほとんど何も喋らないまま曲へ。「太陽は知っている」「サマータイム ブルース」と続けてやってくれて、満足(^_^)
二回目のアンコール前。観客がWAVEを始めたのですが、1階と2階で全然うまくつながらず。1階の人は相当やきもきしていたようですが、…2階にいてわかったんですが、上下は全然見えないんですよ。いつ終わったのかとか、全然わかんないの。1階の人から、ブーイングに似た声も聞こえてたけど、ごめんなさい。どのタイミングで始めていいのか、わからなかったっす。
そうしているうちに美里が登場したのですが、彼女、そのパラパラWAVEを見ていたんだそうです。で、「まさか大阪でWAVEを見るとは思わなかったよ。びっくりした!」と言い、けどやっぱり、イマイチだったのも感じていたようで、「でも、西武球場のWAVEはほんとにすごいんだよ。みんなにも一度見せてあげたいよ!」って言ってました。ふふん♪ 毎年西武球場に行ってる私としては、みさっちゃんがWAVEを楽しみにしてるんだな、それを毎年きれいにやってのけるファンの事をすごく大事に、誇りに思ってるんだな、というのが感じられて、ちょっとした優越感を味わったのでした。
大阪で見るのがこのツアー2回目だったんだけど、2回目にしてようやく、このツアーの色というものが見えてきたような気がします(だって、松戸は見るだけで精一杯だったから)。というのは、前半がミディアムな感じ、後半がハードな感じ、とはっきり分かれているって事。前半はニューアルバムからの曲が多く、後半になると「BIG WAVE やって来た」、「スピリッツ」、「ジャングル チャイルド」、「SHOUT(ココロの花びら)」、そして「フリーダム トレイン」、「チェリーが3つ並ばない」と続く。このあたりの曲をほぼノンストップでやられると、見ている方もかなりのカロリーを消費してしまう。もっとも、美里といえば「恋したっていいじゃない」や「夏がきた!」っていう、もっと盛り上がる曲も持っているわけで、この選曲がベストなの?と聞かれると必ずしもそうは思わないわけで。けど、それらがなくたって、私は十分満足できちゃうのだ〜。松戸で見た、超カッコいい「BABY」が聞けなかったのは残念だけど、大好きな「バースデイ」をやってくれたから、チャラにしよう(^^;)。