相川七瀬
 1998.10.20(Tue.) 日本武道館
 maxell presents
 AIKAWA NANASE "LIVE EMOTION '98"


今回のツアーの東京最後。去年は大ラスは東京だったんだけど、今年は地元の大阪が大ラスだそうで。ちょっと残念な気もしたけど、きっと何かやってくれるだろうな、と思ってました。

私の今日の席はアリーナN-54。なんとPAの真ん前の席でした。横アリもPAの真横で、今日は前か。位置的には結構いいとこなんだよね。武道館の音質って私はかなり気にいってて、ここで音が悪いのってあまり記憶にないというか。スタンド2階の、うえーの方で見てると確かに音は割れるんだけど、それでも横アリとか代々木とかよりは断然こっちの方がいいもんね。

さてステージ上ですが、わりとシンプルな舞台セットでしたね。スチール組みしてあって、スピーカーがあって、中央に階段。階段の両脇にバンドメンバーがいて、その周りを取り囲むように銀の輪が何重にも。上が切れている形の輪なんだけど、あひゃー、これってLUNA SEAの「真夏の野外」と一緒だ〜(^_^;)。

さて、定刻も近くなり、ステージ中央の階段奥には、彼女のイニシャルがデザインされたNAのロゴが映し出されてます。会場はおお〜っと湧くんだけど、いやいや、まだ始まらないんだな、これが。横アリの時もそうだったもの。私は、ちょっと狭く感じられる椅子に座って、「上着脱ぎたいな〜」と思いつつも、じっと座ったまま我慢。時々、ちらっ、と後ろを見てみる。あ、PAの人、まだくつろいでるわ。まーだ始まらんかぁ…。はやくぅ〜…

それから10分後くらいかな。いきなり場内の灯が消えました。うわっ!って感じ。会場が一気にざわめきたち、男の子たちの歓声でいっぱいになる。私も立ち上がり、 さぁ、上着脱がなきゃ。…ところが、私が脱ぐよりも、七ちゃんが出てくる方が早かった。暗くなった5秒後には、もう一曲目のイントロ。アルバムと同じ、ギターの音。

◯◯◯◯?

赤い衣装だったか(もう見てないよ、この人は…(^_^;))?ステージ中央の階段上に、下からシュポーンと上がってくる。羽なのか、シャボン玉なのか、よく見えなかったけど、彼女の登場を飾る。そして、ステージをきっ、と見据えながらの歌は、去年と同じようにそれだけで迫力があるもの。迫力のある歌に加えて、のっけから緑のレーザーが飛び交う。くわ〜

LIKE A HARD RAIN

2曲目にしてこれ。サビではみんなで拳を上げる。みんなで叫ぶ。「わらぁっちゃうくぅらい〜!」

(MC)
Cat on the Street

暗転の間に、七ちゃん猫耳と尻尾をつける。茶トラ模様の耳と尻尾。彼女には白でも黒でもなく、茶トラが一番よく似合う。きっとね。そして、猫のようにステージの右へ左へ動きまわる。青いスターライトも、物凄い早さでぐるぐる回る。うわぁ、こんなに早く回るんだ、?こんなの見た事ないよ!すごいすごいすごい!

たまんない瞬間

早口で、ボーカルが音にかき消されて、何て言ってるか全然聞こえんのです(笑)。けど、アルバムのバージョンよりももっとテンポを早くして、疾走感がとてもよく出ていると思うのね。

Velvet moon

なんか、このへんから音が変わったね。前の曲でイマイチ音のバランスが取れてないような気がしてたんだけど、この曲から、ギターとドラムの音が重なって、イイ感じで聞こえてくるようになった。PAさん調整したでしょ?

(MC) Lovin' You

横アリよりもわかりやすいMCになってました(^^;)。彼女が

「わたし…できてしまいました…。」 「ごめん…黙ってて…。」

なぁ〜んて、ドッキリさせる事を言うわけなんだけど、この日くらいまでになると、さすがに驚いてる客も少ないね。私も、こないだ横アリで聞いた時は「やっちゃったのか、この娘は…」なんて思ったもの;-)。

さよならを聴かせて

ステージ上面に薄く張られた幕に、豆電球がしかけてあって(とかいうと、ムードもへったくれもないけど)、それが光るわけですね。夜空に星、というシチュエーション。

明けることのない夜 沈むことのない太陽

本人が気にいってるというのをどこかで読んだ事があったので、今年も絶対歌うだろうな、と思ってた。オレンジの照明が一つだけ、天井からあたってるんだけど、ステージまでのグラデーションがすごくきれいだった。

情熱に死す

この歌いいですよね〜。みんなで腕振り(^^)/ そして私はぴょんぴょん飛んでいる。最初から最後まで飛んでいる。…辛い(笑)

(MC)
こんなに愛しても
眠れない夜

アコースティックにアレンジしてあった。前半はギター、後半はキーボード、とナニゲに分かれていたね。芸が細かいなぁ〜、と感心してました。そいでもって、ステージに羽があるのを、今ごろ確認。遅い(^_^;)

Night Wave Bad Girls

CDと同じ流れ。じわじわとつながり、ドーンと始まる感じが、一気に場を盛り上げますね。いいです。

夢見る少女じゃいられない

ギターの「ジャーン」という音が、一つ鳴っただけでもうそれが何かわかってしまう。会場のみんなの声がスゴい!「夢見る少女じゃいられない!」きゃあ〜!これよ、これ!私が一年間待っていたものは!!

彼女と私の事情

「相川七瀬のエアロビ教室へようこそ〜!」イントロが始まるなり彼女はそう叫ぶ。そして、会場から無作為…じゃないな、目立ってる人たちをステージに上げ、一緒にダンスを踊るという、「スイム隊」の選抜。もう、かぶりものしてる人、七ちゃんの写真を上げてる人、紙に文字を書いて見せてる人、何かを振り回している人、飛んでる人、叫んでる人、もーう、会場全体が異様な雰囲気。武道館の2階から選ばれた男の人は、一緒に来ていたと思われる女の人を持ち上げておりました。もう爆笑。選ばれてよかったね(^_^;)。七ちゃんの呼び掛けもヨイ。

「そこで◯◯してる人!おいで!」

彼女に「おいで!」なんで言われたら、へへ〜、参りますぅ〜、って感じですね(笑)。

PUFFYが見に来てたみたいですか?ステージのといめん、南スタンドを見ながら、彼女はやけに爆笑しておりました。何がそんなにおかしいんじゃい、ってくらい。「亜美ちゃんと由美ちゃんのじじょっおー」って歌ってるし(^o^)。

いや〜、踊りましたね。すいすいっと。

BREAK OUT!

前の曲から続けてこれは辛い(^_^;)。何も言う事ないでしょう。去年、思いきりできなかったモンキーダンスを今年は腕切れるくらいやって、満足満足。けど、 へとへと(-o-)=3

(MC) Nostalgia

例によって例のごとく、「では最後の曲です。…愛を込めて。…Nostalgia。」いいよねぇ。このMC、すっかり気にいってしまいました。最後まで、ガツンとくるね。しかも、聞いてて、歌ってて、踊ってて、気持ちいいんだよ。しかも、この時の緑のレーザーのすごい事と言ったら。レーザーの数、飛ばし方がムチャクチャ、視覚的効果もばっちグーで言う事なし!

さて、これで終わるわけがなく。アンコール。

--encore
恋心

ライトがついて、七ちゃんがラフな格好で出てくる。バンドの皆さんも出てくる。「じゃあ、まだまだ行くよ〜!」それからすぐにギターを音が鳴り、「恋心」。

トラブルメイカー

来たよ来たよ、これが!一年間、待っていたよ!歌詞もいいしメロディーも最高、そして会場全体での♪トラブルメイカァーーーーー!

Sweet Emotion

横アリで見て、この曲だってわかってたの。もう、ギターが鳴る前から私の顔はにやけっぱなし(^_^)。にやにやしてたら、あれ?ステージの上段からギターを持った、……うぉわぁあああああ!お、織田哲郎だぁあああ〜〜!マジかぁぁああ〜!ギター弾いてるよ、おいおい、うわぁ〜、メチャメチャカッチョイ〜!!え、うそ、まじぃ、と、まるで女子高生のような言葉を発しながら、目は釘付け。織田哲郎も七ちゃんも、二人ともニコニコ、満面の笑みを浮かべながら歌ってたね。ギターソロの所は、七ちゃんと織田哲郎が背中合わせ。かぁ〜〜〜っ、なんて絵になるのだ!!この二人のジョイントをこんな所で見れるとは思わなかった。なんて私はラッキーなのだ(*^_^*)。いいよぉ〜、この二人。サイコーだ、サイコーだ、サイコーだ。

今でも…。

去年は泣いちゃって全然歌えなかったけど、今年はちゃんと歌えたね。途中、やっぱりちょっとウルウルきたのか、詰まる所もあったけど、ほぼ完璧。前の曲から引き続いて、織田哲郎がギターを弾いている。後ろから七ちゃんを見守る織田さんの優しそうな笑顔、あぁ〜、ええわぁ〜…。globeを見た時、KEIKOが歌うその姿をピアノを弾きながら見守る小室先生、それと同じ。絶大なるプロデューサーに見守られていれば、前で歌う人は、それだけで心地よく、自信を持って歌えるって事だよね。スバラシイ。羨ましい。

「今でも…。」の後イントロは結構長い。その間に七ちゃんは、ステージの左右にいって、手を振り、笑顔を見せてくれた。その音が終わった時、バンドメンバー退場。彼女も、挨拶をする。…が、しかし…(^_^)…素直に帰る、彼女ではなかった(^_^)。

優しいうた

彼女が言った言葉は、「やさしいきもち、やさしいうた。」
…いい事言いますなぁ。アカペラでワンコーラスだけだったけど、聞けてよかった。なんでこれを歌わないの?って思ってたから。それにしても、彼女がアカペラで歌っているというのに、なんで客が手拍子してるかね?いけませんね、まったく。

Nostalgia

またMCののち、 「帰りとーないなぁ」と言いつつバンドメンバー+織田哲郎を呼び出してこの曲。観客皆もう一度切れる。

しかしいいですねぇ。「帰りたくない」なんて、よっぽど満足してなきゃ言わないと思うんですよね。きっと、そうだろう。ライブが終わった後、私の中でも、「帰りたくないなぁ」という気持ちがあったから。見る方も演る方も満足してこそ、本当にいいものが出来上がるってもんだよね!

次のツアーから、地方回ってしまいそうな予感がする…(^_^;)。


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