オープニング。色々と音を鳴らして観客を驚かせるのがどうも好きみたいな彼ですが、今回は、いきなりガラガラガッシャーンという音から。その後、"f" "r" "a" "g" "i" "l" "e"という7つのブラインドが上から落ちてくる。ステージに幕がなかったので どういう登場の仕方をするのだろう?と思っていたら、こういう、音と落ちもので驚かすか。観客がそれを見ている間に、バンド、ウツともにステージに立つ。そして1曲目。ところが…。
……あれ??????
ば、ばんどめんばーが……?????
が、がいじん????
1. 見えない灼熱
幕開いてびっくり。バンドメンバーが全員外人である。なんか日本人らしくない弾き方、体型だなぁ、と思ったら、全部外人だった。Why?? なぜ?である。ワタルちゃんは?ベーヤンは?葛Gがいないのはまぁそんなもんかとは思うけど、へぇぇ? というわけで、曲よりもバンドを見て、ポカーンとしていた私(苦笑)。
2. 君のせいじゃない僕のせいじゃない
3. WAKE UP
いままでのツアーにくらべると、いかんせん地味すぎる3曲。これもアリかというと、アリなのかもしれないけど、なんか、華やかさはないかも。
(MC)
3曲終わったところで、もう喋る。前のツアーは、オープニングから1時間歌いっぱなしで、アンコールに入ってから喋っていたのに、今年はもう喋ってる。しかも、よく喋る(笑)。この日は特に、ミュージカル"RENT"の事があったので、さらに饒舌。しかし、ウツがミュージカルに出るとはね、驚きだよね…。「この僕がですよ?信じられます?」と彼は言っていたが、うむ、まさにその通りである。大丈夫かウツ。その選択は正しいのかウツ?
あと、アルバムタイトルにひっかけて、「フラジャってます」という言葉を使っていたのだけど、本人曰く「あまりイケてないみたいです(笑)」。
fragile=もろい、こわれやすい、体の弱い
4. カーニバルの騎士たち
5. ONE NIGHT STAND
ウツギターを弾く。「カーニバルの騎士たち」、私は元々好きな曲なのだけど、4曲目にして初めてワクワクする。やっぱりいい曲だ。
6. Blue Pain
(MC)バンド紹介
ライブ始まって4,50分くらいかな、早々とバンド紹介。でも、全員外人なものだから、ここで通訳登場。この、通訳ってのがまた、いかにも業界っぽい、怪しい日本人。それなりに笑いを取りつつ、各人に日本の印象やこれまでの感想など聞いていくのだけど、その怪しい通訳以上に面白かったのはバンドメンバーで、明るいし、笑いをとろうとするセンスっていうのかしら、笑いどころを押さえてるって感じ。
それがようやく終わったかなーと思ったら次は、みんなでビートルズ合唱。"please please me"と"twist & shout"の2曲。…いーんだけどさ、長いよ。しかも、客席の女の子を2人ステージに上げて歌ってるし。なにかなぁ、いいよもう。30分以上こういう事やられてもなぁ…。
7. JUST A BOY
8. PERFECT LOVE
長い長いバンド紹介の後、ミディアムスローなナンバー2曲。私的にイケてる2曲なのもあって、落ち着くというか。いい雰囲気です。
9. Precious
10. 合図
"Precious"が終わると、幕が上から降りてくる。その幕のまん中には、ちょっと意味不明なガラ(笑)がついていて、一体あれはなんじゃろう?という感じ。で、その幕の前にはウツのみ。バンドは幕の後ろ。を?と思ったら、ライトの当て具合で、メンバーそれぞれの演奏する姿を、その幕に映し出してたのね。ふーん、演出としては、なかなかやるじゃない。
11. 少年
これはもはやウツのテーマソングだね。これがないとライヴが決まらない。
12. 69/99
ワタルちゃんでも、ベーヤンでもない、外人が叩く、乾いたドラム。もう、なんの事か、すぐ分かった。まさか、こんなところで、どうして、という思いが頭をグルグルする。タン、タタン、というドラム、ウツの歌の中にはこんなイントロはないもん。ないというよりも、もうこれは、あの歌に違いない。そのうち、ギターがギュウウイイイイン、と入ってきて、もう確信。でも、どうしてここでこれをやる必要があるのか、どうして、どうして……。
そしてその確信が確実に変わり、ウツが"Running in the night...."と歌い出した時、私は手をあげる事も、みんなに合わせて振る事も、出来なかったね。…自分でいい歌をたくさん持っているのに、どうしてTMの曲をやるの…?
13. Howling
14. ROSY NAIL〜Fatal Attraction〜
15. Trouble in Heaven
盛り上がる時間帯です。曲のアレンジも、結構好き。
(MC)
16. fragile
今回のアルバムには、どちらかというと大人のムード、"easy attraction"とは正反対の、落ち着いた雰囲気さえ感じられる曲が多く、ミディアムなナンバーばかりが入っているのですが、これも同様で、悪くいえば「物足りない」って感じ(ただ、雑誌のインタビューなんかを読んでみると、やりたかった事を表現出来てて満足してるらしいけど)。さくっとこれを歌って、さくっと帰っていかれました。観客のアンコールの声に応えて出てきたのだけど、歌はなし。後ろにでかいスクリーンがあったのだけど、そこにスタッフロールが流れて、ウツはというと、メンバーと一緒に礼をして、タオルを投げて(^^;)、帰っていかれました。
……はぁ?終わりっすか…?
でもなぁ、観客はものわかりがすごくよくて、さっさと帰っている。なんなんでしょうか、それ…。