TM NETWORK
 2000.12.8(Fri.) 新潟県民会館
 TOUR MAJOR TURN-ROUND Supported by ROJAM.COM

見るの2回目。大阪初日を見てのここだったんだけど、まぁ、これ見たら、いかに大阪初日が失敗だったかという事が、よくわかりました(笑)。今日のが完成形よ。これよ、これ。おかしいと思ったんだよね、初日は。やっぱりあれは公開ゲネプロだったということだな。
というわけで、デティールと比較を交えながら。今日は木根ちゃんのTALK&LIVEで買った、長袖Tシャツを着て、見てました。木根ちゃんのTシャツを着て「てっちゃ〜ん!」と叫ぶ私。アハハハハ!

新潟県民会館は、1階と2階しかないんだけど、1階のタテは最後尾でも24列。東京国際フォーラムの半分(^_^;)。席の数も1,730と、こんな狭い所でやっていいのか?と、こんな所しかないのか新潟ぁ?!って感じ。でも、見る側からしてみれば、会場が狭ければ狭い程嬉しいしね。観客層はそんなに若くもなく、私より年上の人も結構いたな。

ステージには上から吊された幕があって。これが曲者なんだな。大阪はこの制御がうまくいかなくて、一番下まで下がらなかったんだよね。開場が30分遅れたのもこれを調整してたんだろうけど、どうもうまくいかなかったみたいで、そのまま始めちゃうしかなかったんだろうね。

18:40頃 START。上から下げられている幕(幕という表現も正確じゃないか)に、水面が映る。周りの景色がほとんど見えずに水面がアップになってるので見にくいんだけど、これもしかしたらてっちゃんちのクルーザーから映したのかなぁ、なんて事も考えられるような映像。エンジンを暖めてるかのような音だけが続き、しばらくして、水面が動き出す。ボートが前に進んでる、イメージ。そういうのが続いた後、画面はBLACK OUT。次の瞬間、重いキーボードのスクラッチ音。そして間髪入れず、イントロ。曲のタイトルが画面に浮かぶ。緊張は最高潮。観客の歓声、悲鳴。いよいよ始まる。まるで曲のタイトルのよう。

IGNITION, SEQUENCE, START

2000年TM NETWORKのツアーのオープニングは、この曲。何故か全然予想出来ていなかった曲だったので、イントロが鳴ってるだけで固まってしまってた。でも、歌詞、覚えてないかな〜と思ってたんだけど、ウツが歌い始めたら、私、一緒に歌ってた。歌詞、覚えてるじゃん(^_^)。

最初のAメロが終わるまで幕は上がらず、映るのは3人のシルエットだけ。でもそれは一目で、てっちゃんと、ウツと、木根ちゃんだってわかるものだから、「あぁ、てっちゃんがあそこにいる……ぽっ(*^_^*)」

Still Love Her

てっちゃん、絶対私の日記読んでるよね、とまたしても思ってしまったこの曲。♪12月の星座が一番素敵だと〜、もう、イントロ聞いた瞬間、悲鳴よね。嬉しくて嬉しくて。やってくれてありがとう。大好き。

MAJOR TURN-ROUND I FIRST IMPRESSION 〜 II SECOND IMPRESSION 〜 III THIRD IMPRESSION

ここから、今回のメイン。FIRST IMPRESSION部分はダウンロード出来るから、事前に聞く事が出来る。私はこの時点では聞いてなかったけど(^_^;)。いわゆる「プログレ」なんだけど、メロトロンを使ってるせいか、私の知っている範囲でのプログレとほとんど変わらない。私が聞いてるプログレっていわゆる1970年代のものなんだけど、CDを聞いて感じる音の「古めかしさ」っていうのかな、こもったような音、あぁこのアルバムって昔に作られたんだなぁっていうものは感じなくて。勿論、目の前で演奏してるのがTMだし日本語の歌詞だしっていう部分でだいぶ違うものは感じるけど、でも、これもいいんじゃないかなと。オリジナル33分って事だったけど、もしかしたらライブバージョンという事で長かったかもしれない?でも私は、全然長いと感じなかった。SECOND, THIRDの曲がすごくよかったから。早くアルバムを聞きたい。

歌の途中で会場に飛んだサイリュームをゲット。大阪はこれ、舞台側に飛んでたのよね(笑)。ウツが歌いながらびびってたし(笑)。あれも実は失敗だったのね。それはそれで、舞台上に散らばるサイリュームはきれいだったけどね。でも、欲しい、欲しいと思っていたから、ゲット出来て嬉しかったな。

PALE SHELTER

これもなかなかカッコいい曲だった。上に同じく、早くアルバムを聞きたい!新しいアルバム、「プログレだ」と言われた時に、どうなるんだろう…っていう不安さも少しあったんだけど、こうやってライブで聞いてみると、結構普通のアルバムだと思うな。

WE ARE STARTING OVER

この曲、歌詞に注目して聞いてると、ホントウルウルきちゃう。こんなにいい曲だったとは知らなかった…。ダウンロードした時はただ単にピコピコピーっていってるだけだと思ってたのに(笑)、すごい良かった。泣きそうだった。

ELECTRIC PROPHET

で、これですよ。それとわかった時の会場のため息…。あまりにも素敵過ぎて、固まってしまった。私の前の席の人は、泣いてたね。うん。わかるよ。

MESSAGE

これは私、7/27に初めて聞いてすごく感動してしまったので今でもすごい好きな歌なんだけど、このツアーのこれは、いけてないよ。なんで途中からカラオケなの…?しかも私の一番好きな♪I carry on〜ってところがカラオケってどういうこと?!歌ってる最中にウツの真ん前に出てきてキーボードやドラムセットを、少しの遠慮もなくセットしだすにーちゃんたちも、本当に気に入らない。かぶってるっちゅーねん!全く、ここはとてもおかんむり。いい歌が台無し。

CUBE

曲としては悪くないです。声を張り上げて歌うウツも、それに合わせてでかい声でハモる木根ちゃんも、まぁいいでしょう。でもなんだか、なんでこの1曲だけこんな事して、前の歌にかぶってまでセット作って歌わなきゃいけないんだろうと思った。その思いだけは曲を聞いても消えない。納得いかない。いわゆる本編はこの曲で終わりだったので、余計納得いかず。

--encore
(MC)

アンコールがあるTMって何か違うような、とも少し思いながら。TMNはアンコールあったけど、TMはなかったから。けど、そういう事はどうでもいっか…?
しかし、喋ること、喋ること。

ラフな姿で、まずは3人だけ。

ウツ「どうもこんばんわ。ずいぶん遅いこんばんわです。えー、TM NETWORKです。(おかえりー!)まぁ今回、皆さんもご存じだとは思いますが、約9年ぶりになるツアーなんですね(場内拍手)。えー、やっぱりあの、年齢に従ってずいぶん数も少なくなってきました(場内笑)。ていうか木根がもう立ってられないそうです。」

木根「まぁ、贅沢に、座らせてもらってますけどね。」

ウツ「ねぇ、腰にきてるんだよね(笑)。…まぁ、そういう事で、まぁ、最初こういう事で、本格的に、アルバムも今月25日に出ますが。あのー、まぁなかなか、アルバムが出る前に、先に聞くという事は、とっても、両方に取れるんですけど、とまどうというか、先に聞けるというか、まぁ、僕ら的にはどちらかというと「先に聞けた」と受け取ってもらえればと。という事で、いかがでしたか?(場内拍手;サイコー!の声)ていうか、僕が言うのもなんですが、とてもTMらしいという、コンサートだったかなぁと重うんですが。映像を駆使して、演奏を駆使して、もう、リハーサル、ずいぶんやりましたね。ね、木根さん。」

木根「ん〜、まぁね。僕、ホラ、今まであんまり演奏してなかったから。」

ウツ「そうですね。今までだいたい空飛んだりする事が多かったからね。やっと今日1曲、生ギターをやっと入れてくれた曲がありましたね。」

木根「ん?んー、あー、そうね。」

ウツ「えー、まぁ、どうですか、やっぱり久しぶりに見た人もいると思うけど、初めてTMを見たという人も、多いんじゃないでしょうか。(パラパラと手をあげる;それを見て)…少ないですね。なんだ。じゃあ年、いってる?(場内笑)…うん、俺も、いってるいってる」

ワタシ、思わず、バカモノ!と叫んでしまいました。
「いってるいってる」なんて言うなぁー!
もう、、今までのTMのイメージ、ブチ壊しである。なんでここまで変わるのか…

ウツ「えー、まぁ、あの、じゃあこのへんで、3人で、何かやりましょう。(場内拍手;ウツ、てっちゃんの方を向いて)何やりましょうか?」

1974を弾き出すてっちゃん。会場からはすごい歓声。手拍子も起こるが…

ウツ「今、コード忘れちゃってるんで(場内笑)」

あ〜、なんか、お約束。もう、お約束なんだけど、苦笑いだよ。しょうがないなぁ。
んで、ここまで落としておいて、次の曲がこれなんだよなぁ。

TIMEMACHINE

まさかだよ。まさかこの曲やるか?きれいなイントロだったけど。場内からは静かに拍手が起こり、そんなに、歓声あげる人はいなかったけど、前から後ろに、徐々に広がっていくようなざわめきが逆によかったかも。大騒ぎだった大阪とは正反対だったけど。でもこの曲やるか。すごいです。ドームで、もう二度と聞けないと思っていたから。

曲が終わると、バンド紹介。Dr.山田ワタル。G.葛城哲哉。B.春山信吾。

3人が持ち場につく。するとてっちゃんは、すぐさま音。ループがしばらく続いた後の、いつもの音が来る。ファンだったら全員わかる、GET WILDのあの音。ワタルちゃんのドラムとバスドラが会場を煽る。その後は、…文字じゃ表せないね。今日もてっちゃんは遊びたい放題!でも、みんな、それを聞きにきてるよね?これを待ってたよね?

GET WILD

オリジナルに限りなく近いGET WILD。'89じゃなくてよかった。ディケランじゃなくて良かったよ(笑)

TIME TO COUNTDOWN

てっちゃんのピアノの速弾き、大阪よりよく出来てました(^_^;)。大阪はメロメロだったものね(^_^;;)。ワタシはもう、発狂モード入ってました。何が何やら。この曲のこのスピード感、大好きなんだよ私。

オープニングから温存してた体力を、この2曲で一気に爆発させたって感じ。この2曲で足は吊りそうになるわ汗飛ぶわ首はムチ打ちになるわで、もー大変。
でも嬉しいんだよね。体力使って、ハァハァ言ってても、それが爽快でもあるんだよね。
本当は私はまだいけるんだけど、まぁ、MCの通り、腰にきてるという事で許してあげよう(笑)。

しかしよかったよ。大阪でMS-2000を投げたの、気に入らなくて、アンケートに書いたら、今日は投げなかったもん。ま、私の言う事を、きっと今日は聞いてくれたのだろう。てっちゃん、いつも私の日記読んでくれてるもんね(大勘違い:-p)。

終わった後、今日初めて見たっていうチャット仲間と、あーでもない こーでもないと話しつつ、やっぱりあの、「WE ARE〜、エレプロ、MESSAGE、タイムマシンっていう順番は、泣かせようとしてるよね」とか。ウツの真ん前で見てたその友人曰く、「ウツと何度も目が合って、ウツがそのたびにはにかみながら歌うのがよくってね」って言ってたんだけど、そーなのよね、私も横浜で思ったけど、ウツって、目が合うと自分からそらすんだよね(笑)。すごい人間ぽくって、シャイなウツがよく出てると思うんだよねぇ。ふふ。


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