はい、やっぱり、一回は行っとかないとダメだろうと思い、チケット抑えました。これもイープラス。席は２階南西E列。私はイープラスで外れた事って３回くらいしかなくて、抽選運いい方だと思うんだけど、それにしても南西の、それも前の方という席は、今回もどうもありがとうという気持ちである。いやホント。　友人Ｒちゃんは武道館でライブを見るのは初めてで、武道館自体が大学の卒業式以来だって。へぇー。２階はどうだったかなぁ。怖いとかなかったかなぁ。見晴らしはよかったと思いますけど:-)。

さてライブ。ステージの上ががらんとしていて、ドラムセットもアンプもなくて。中央にピアノがおいてあるだけだったのを見て私は、「なんだよ全部カラオケかぁ？」なんて思い、Ｒちゃんは「ちゃんと人間かどうか見ないと」ってアンタ、それはZARDや大黒摩季と同じ扱いだね（笑）？

で、１５分遅れの１８：４５に始まった。…と思ったら、スクリーンに映される映像。「登場まであと３分」とか書いてあった（英語で）。色々な映像がフラッシュしていき、次は「あと２分」。そして「あと１分」と続いたのだけど、正直言って私は、「そんなに引っ張ってどーするよ」と思っていた。だってさー、なんかさー、そんなに引っ張るような感じかい？別にすごい歓声が飛ぶわけでもないし…。　

で、すごい引っ張っておきながら、登場した彼女は身一つで。おっ？！なんじゃ？と思ったら、ラジカセを片手に持ってて。ステージ中央に来ると、ゆっくりと、それでいてはっきりと、「みなさーん！はじめましてー！」と挨拶。挨拶の仕方はとても初々しさを感じるね。大きなスクリーンに映った顔は少し緊張しているようにも見えたし。　「最初はカラオケではじめたいと思います。」と言ってラジカセのスイッチを入れた。おいおい、なんだそりゃあ！

１曲目は「Start in my life」だったと思う。カラオケでね、と言ったその通り、スクリーンに映し出される歌詞。合わせて歌う私たち。マジカラオケですな(^_^;)。うーんどうしよう、この展開は予想してなかったぞ？！なんて、もう１曲目からハテナつきまくり。だってステージ上にはアンプさえないしさぁ。すげー不安になる私(^_^;)。そしてこの１曲目をカラオケにしたのはどういう意味があっての事だったのか。あとで雑誌なんかで聞けるんでしょーか。是非この意図を聞いてみたい。

次の曲からは、バンドメンバーが順次に現れました。よく考えりゃそうかと思うけど、全員ステージ下に隠れていて、１曲ごとに順番にキーボード、ドラムス、ギター、ベースと出てきて。彼女が順番に「○○さんです！」と紹介していく。バンドメンバーは全員外国人で、私は名前は覚えてません。ごめんなさい。　ギターの人は黒人ならではのノリで、ライブ最後まで客を煽り、会場全体を引っ張ってってました。コーラスもラップも上手かった。　ただ、会場は全体的におとなしめだったんで、煽って掛け合いとかやらせようとしてたんだけどイマイチノリが悪いっつーか。武道館くらい客が入ってると、全員から声を出させるのは容易ではないんだけど、おとなしめの曲が多いのもあって、ちょっとこれはイマイチだったね。最後の最後までずーっとこうだったのが、私的には最後の方はウザく聞こえちゃって。

最初から中盤までおとなしく続いて、ようやく後半からポチポチと盛り上がりはじめ、途中大野愛果がゲストで登場、「Always」となんだったかなぁ、「冷たい海」だったかなぁ、を彼女のピアノ付きで歌った頃には倉木麻衣自身もステージ上でちょこちょこと移動するようになって、おぉやっと慣れてきた？みたいな感じで。

肝心の、歌は悪くないと私は思っていて、一連のシングルは私は好きなものが多いのね。あとは、コード進行が好きっていう所があって、その一瞬のコード進行が聞きたいっていう気持ちと、聞けた時の喜びを感じる事が嬉しいんだよね。だから、悪くはないと思うんだけど、何せ倉木麻衣自体にはほとんど声量がないので、主旋律を私（オーディエンス）が探さないといけないという、バンドの音に負けてしまっているので、とっても損。うまく歌えれば全然OKなのに、これはとても惜しいと思うよ。最初の数曲は、緊張してるからなのかなって思ってたけどそうじゃないのね。

最後、「みんな、Stand Up!」って言って「Stand Up! 」でシメたんだけど、この盛り上がりは良かった。彼女もとっても楽しそうに歌っていたしね。ホント、最初はどうなる事かと思っていたけど、最後はしゃんしゃんで終わって、良かった良かった、って感じかな。彼女のちょっと1/2テンポ遅く見える仕草とか、心から楽しいと思ってるのかどうかよくわからない（笑）笑顔とか、あれは全部天然なんだろう。Ｒちゃんと、そういう結論に達しました(^_^;)。
まぁ、これもアリかなと。