Don't Look Back/globe
なんだこれ?
というのがまず最初の感想。最初というか、最初の最初のイントロから1分間の感想。なんだこれは?!まさかねぇ!こんな手でくるかぁ?!バラードか、これは?と思わせるイントロ〜KEIKOの歌い出し。幽玄という表現が合ってるかなと私は思う。白い「もや」がかかっていて、周りには何も見えない。手探りで前に進む、そんな感じで。TKの地の底から聞こえてくるような、危ういコーラスと、MARCの囁くようなラップ。「SHOUT!」で一転、KEIKOのラップに変わり、ここはTV「ストレートニュース」のオープニングで使われている部分。多分TKの、「曲の中でインパクトがある部分を数十秒の中で作る」という手法だと思う。CMで使われるためには数秒の中にインパクトのある部分を、という例のやつである(Departuresを作った時の彼の言葉)。そうかと思えばまた、場面は一転。「ハレルヤ」の引用が「もや」がかかった雰囲気を増長させる。再びTKのコーラス。MARCのラップ。それらが重なり合って、クライマックスへ。「夜はヒッパレ」で篠原涼子が歌っていたのを先週見たけど、お約束な、しかしかなり高音のKEIKOのパート、本物が歌う様子の迫力と言ったら。"Wanna Be"や"Still Growin' Up"や" "の盛り上がりに通じるものもあり、しかし音の重なり具合は"Love again"のようでもあり。globeが帰ってきたかな、そんな感じのする1曲です。