今週の「JR南武線」

みなさんは、JR南武線という電車を知っていますか?とても関東ローカルな 話なのですが、この南武線という電車、結構笑かしてくれる電車なのです。

南武線という電車はJRの路線の一つで、川崎と立川を結んでいる電車です。 川崎と立川、このふたつの街、有名なのか有名じゃないのかイマイチわからないものを持つ街じゃないですか?全国的に知られているような…、それでいて「何があるところだっけ?」てな感じ(両市に住んでる人ごめんなさい)。南武線は、そんな関東西部(東京都立川市〜神奈川川崎市)をタテに走る路線なのです。

東京のJRといえば普通は上野とか新宿とか渋谷とか品川とか、大きな街に接続するように走るものですが、南武線はそれに逆らうように、新宿も渋谷も関係なく、タテに走っているのです。
駅は全部で25個あり、途中で府中本町を通ります。府中本町といえば、東京競馬場ですね(後述)。府中から下にくだると、次に大きな駅は登戸。小田急線登戸駅があります。利用者はかなりの数です。でも、隣の駅に超マイナーな遊園地向ヶ丘遊園がありますが、これといって飲み屋もないし、私は全然魅力は感じません。小田急とつながってるってのは結構利点なのにね。次。武蔵溝ノ口。この沿線に住む事は一種のステイタスとさえ言われている、ハイソサイエティ(?)な東急田園都市線に接続しています。 溝の口にはKSP(かながわサイエンスパーク、そういう企業がたくさんある)、そこから下の武蔵新城、武蔵中原には○士通、NE○と行った会社があり、その社員のための線であるとまで言われています。…んで、最終的に川崎に着くわけですが、立川から川崎まで全部乗って、所要時間は53分となっています。

私は溝の口駅を乗り換えのために毎日利用しています。南武線にあるのが武蔵溝ノ口、田園都市線にあるのが溝の口。微妙に駅の名前が違います。この二つの駅はどのように隣接しているかというと、溝の口駅を降りて、下を通るとバスプールを抜けてそのまま武蔵溝の口駅へ、上を通ると、駅と丸井、NOCTYがペデストリアンデッキでつながっています。どちらを通っても、武蔵溝の口駅には濡れずに行く事が出来ます。そのため私は、雨の日でも傘を持つ事がほとんどなくなりました。だって、傘を使うのは、行きと帰り、最寄りの駅まで行く時だけなんですもの。

そんなわけで、溝の口という駅は、JR南武線と東急田園都市線の2つの線をそんなに不自由することなく利用出来る、便利な駅なのです(でも、便利な駅と便利な街ってのは別)。ちなみに上で書いた"NOCTY"ですが、これは、「みぞのくち」の「みぞ」を取って「ノクティ」なんだそうです。いやーすごいネーミング(通は溝の口の事を「のくち」と呼ぶらしい)。前練馬区に住んでいた時には「NERIMA」の「NER」を取って「IMA(イマ)」ってのや、「おおいずみ」から「OZ(オズ)」なんてのがありましたが、いかにも地元の自治体が考えそうな、ちょっと寒い名前であります。

さて、ぢつは、私は、南武線には結構疑問を持っています:-<。その理由を挙げてみましょう。

ラッシュ時になぜ登戸行き?

夕方のラッシュ時の18:00〜20:00くらいの間という時間帯、普通は「立川」(終点)行きという下り電車が走るのが当たり前でしょう。メチャメチャ混むっちゅーに!!というのがもうわかりきってるこの時間帯に、なぜか、なぜか、登戸行きというのが来るのです。溝の口から登戸までは、たった駅4つなのです。たった4つのために、登戸行きは走っています。言うのを忘れてましたが、南武線を使っている人の中には、府中本町で降りて武蔵野線を使う人、立川で降りて中央線を使う人なんかもいるわけです。八王子の方から来てる人も結構いるみたいです。登戸では小田急線に乗り換えることも出来ますが、その一つの線のためだけにラッシュ時そこで止めてしまうというやり方、どう考えても納得いきません。おかげで、登戸行きの後の立川行き、これは地獄です。私が今までに経験してきた東京の電車の中でも、これはひけをとりません。メチャ混みです(当たり前じゃ!!)。今から夏が恐い、そんな感じです。

p.s.
また発見しました。19:20頃、信じられません!なんという事でしょう、「溝の口止まり」が来ました!この夕方のバカ混みの時間帯に!?何考えとんねん南武線。オーマイガー!!と思わず叫んでしまう所でした。おかげさまでホームは溢れんばかりの人。私は決めました。「あ、この時間にここにいるのは、こんりんざいやめよう」と…。

何分待たせる気じゃ!

ちょっと不便なところに引っ越したので、渋谷なんかで飲んでいても、早めに田園都市線に乗らないといけなくなりました。でも、ぎりぎりまで飲んでいたいじゃないですか?その気持ちを振り切って、「私、もう帰るね。」と言わざるをえない時の寂しさは、宴会好き、お酒好きな人にはわかってもらえると思います。そんで、後ろ髪を引かれつつ溝の口に到着。さて、歩いて南部線ホームまで移動だ。…歩く、歩く…。ホームに着く。ふうっ、と息をついて腕時計を見る。11:40。さーて、次の電車は何分かな。あっちに時刻表あるけど、いい感じで酔っぱらってるし、いいや、待ってよ〜っと(#^.^#)。
と・こ・ろ・が!!待っても待っても、電車は来ないのです。…なんでやん。…電車のホームってものは、風の吹き抜けが良く、春、夏、秋はそれが心地よかったりするのですが、冬だけは勘弁です。寒いです。ウケないギャグではありません。酔いが醒めてしまうくらい寒いんです。………で、待って待って、やっと電車が来たのはなんと11:52。なに〜?!ぬわんだとぉ〜?時刻表をよくよく見たら、この時間帯は空白の時間帯で、立川行き11:29の後は11:52まで来ません(11:39に登戸行きは来る)。23分ですよ、23分。いい加減にせんかい南武線。風邪引いてまうじゃないか!もちっと時間配分考えんかい!!

なんじゃこの電車は!

あ、え、いえ、よく考えたら、そうでした。はい、忘れてた私が悪かったです。

あのですね、5、6月、10、11月あたり、南武線はオヤジ線と化します。その理由はひとぉつ!ぱーぱぱぱぱぱぱぱー、ぱぱぱぱー、ぱぱぱぱー、ぱーぱらーぱーぱーぱーぱーぱー(もうええっちゅーの)全ては東京競馬場のせいです。何かの間違いで、土日に電車ででかけようとした時なんか(いつもは車)、もう最悪。タバコの匂いが染み付いた地味ーな服を着、耳にはラジオたんぱを聞くためのイヤホン、そしてもちろん、右手に赤ペン、左手に競馬新聞。きゃーーー、やめて!って感じのオヤジたちがごそ〜っと乗ってるわけです。オヤジばかりではなく若者もいるのですが、もう、ドアが開いた瞬間に3歩くらい引いてしまいたくなるくらい異様な匂いを放つ電車。午前中はまだマシですが、夕方は最悪。頼む、消毒してくれ!(笑)って感じ。

ここだけのハナシですが、わたしちょっと前までは1年45週のうち30週くらい競馬場に通ってました。その時は南武線ではなく武蔵野線を使ってたんですが、その時もタバコの匂いは大嫌いでしたが、自分、馬券当てるのに必死だったせいか、あまり気にはなりませんでした:-p。競馬場に行かなくなってから3年くらい経ちますが、いやぁ人間って、変わるもんですね(^^;)。

とまぁですね、終電早すぎるぞ、とか、電車はホームとホームの間ではなく「脇」を通せ(だって絶対一日に一回は階段上って反対側に行かなきゃいけないんだもん)とか、その6両編成っちゅーのはやめい、せめてもう1両増やせ!とか、登戸止りを減らせ!とか、文句は色々とあるのですが、ま、に出てくるくらいメジャーな線だという事で(嘘つけ)、たまに見かけたら笑ってやってください(おい)。

おまけ:「目蒲線物語」 by大久保リョータ

この歌は、目蒲線っていうのはすごくみじめな電車なのよという歌です。

目蒲線は今まで自分の親は、父は東急東横線、母は東急田園都市線だと思っており、新しくできた弟の新玉川線(ちょっと昔の歌なのよ)の事をきれいな電車だと言いながら、自分の車両の汚さやマイナーさにコンプレックスを持っていた。しかし、同じようにコンプレックスを持った兄の池上線が、目蒲線に、実は自分たちの親は東急線ではないという事をバラしてしまう。悲しみに暮れる目蒲線の元へ、母が現れ、事情を話す。実は目蒲線の父は東武東上線、母は赤羽線(これ、今はもう走ってないと思う)。育てるお金のなかった母は、お金もちの東急さんに双子の子供を売ってしまう。目蒲線はショックを受けるが、親思いの目蒲線は、母を田園調布に招待する事にした。が、その母は目黒に来る途中で道に迷い、川崎まで行ってしまう。元々ツギハギだらけだった赤羽線は、そのまま南武線になってしまいました。

…って、そういう電車に乗って通勤してますねん、私は。悲しい…。


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